ここではロードバイクを屋外保管する専用車庫をアルミフレームで造っています。
カーポットみたいな車庫ではなくスーツケースのような完全密閉の箱型です。
これでロードバイクを屋外保管しても雨風にさらされず、また鍵をつけることで
防犯対策にもなる面白い車庫です。
製作過程から使い方まで詳しく記事にしているためシリーズとなっています。
ロードバイクの車庫を作るときのポイントは①車庫サイズ、②開閉方法、③雨風にふれない、ことです。そこでまずはどのような車庫を作るか考えました。ここで特にこだわったことは扉の開閉方法です。車庫内でメンテナンスもできるような構造を目指します。
ロードバイク車庫の扉部分の製作しました。開閉部分にはヒンジを使用して左右上下に開く扉にしました。使用したアルミフレームはアクセサリと呼ばれる付属部品がそろっており、簡単に扉を付けることができます。使用する工具もドライバーや六角レンチだけなので誰でもすぐに作業ができます。
ロードバイク車庫の外枠ができれば次にパネルの取付けを行います。パネルは屋外でも劣化しにくいポリカ製プラダンを使用しました。アルミフレームはパイプと違ってパネルの取付けがとても簡単です。フレームの外に取付ける外貼りとフレームの溝にいれる内貼りがあります。
ロードバイク車庫の外装が終了すれば最後に内装を仕上げます。内装はロードバイクを掛けるフックや小物を置くためのラックを車庫内に作ります。アルミフレームは100均部品と相性がよく色んな物を利用できます。ここでも100均の部品を利用してこれらを製作しています。
屋外でも使えるロードバイク用車庫の完成です。プラダンで完全に覆われており、隣に他の自転車があっても接触することはありません。ここでは実際にロードバイクを入れた時の様子や扉の開閉方法を紹介しています。また使用した部品やかかった費用などもまとめてみました。
1. ロードバイク車庫DIYのはじまり
ロードバイクの悩みは保管方法です。
ロードバイクは次の理由から屋内保管が一般的とされています。
・防犯対策
これが一番の理由です。
ロードバイクは高価で盗難が心配です。
盗難されると分解されて部品を転売されほとんど戻ってきません。
特にマンションやアパートの駐輪場では複数の人が利用し出入りするため、
人目に付きやすく取られやすいようです。
・劣化防止
ロードバイクは雨や風を嫌います。
雨風に長期間晒して放置すると錆びが出てきて部品の動きが悪くなります。
カーポットなど屋根の下で保管しても雨が降るとやはり濡れてしまいます。
そのため一軒家で室内にスペースがあれば屋内に保管されるのが一般的です。
私も実家の方は居住人が少なく屋内に十分なスペースがあるので、
玄関に壁掛けのロードバイクスタンドをDIYしています。
玄関はロードバイク保管場所としてはとても便利な反面、段差やシューズラックなどがあるので保管しずらい。そこでアルミパイプを使って壁掛けバイクスタンドをDIYしました。バイクの高さを自由に変更することができ、余ったスペースに棚やハンガーを作ればオリジナルのバイク専用ラックの完成です。
しかし同じ一軒家でもロードバイクはスペースを取るため保管場所の確保が難しいです。
特にアパートやマンションの場合は屋内に保管するスペースが確保しずらく、
さらに持ち運びも大変で。
しかし自転車置き場だと隣の自転車と接触して傷が入ったり雨風にさらされます。
そこでロードバイクが完全に密閉される屋外用車庫をDIYしてみました。
2. アルミフレームでロードバイク車庫DIY
そこでアルミフレームを使ってロードバイク用車庫をDIYすることにしました。
屋外で保管できるように雨風に曝されることのない車庫を目指します。
アルミフレームは断面が四角形をした長い棒状のアルミ部品です。
これを自分で必要な長さに切断して好きな形を作っていきます。
サイズも多く用意されており断面サイズが(15×15)mmから(100×100)mmまで
幅広いラインナップが特長です。
アルミフレームは断面サイズで分類されており、(15×15mm)から(100×100mm)まで幅広いラインナップとなっています。断面形状も正方形だけでなく、長方形もあります。そのため用途に応じて使い分けが可能で、例えばカーポートから小さな棚まで幅広いDIYに適応できます。フレームサイズと一緒にブラケットなどの部品もそのサイズ専用となるので注意が必要です。
アルミフレームどうしを組み立てるためにはブラケットと呼ばれる連結部品を使います。
これはL字型をしていてフレームどうしを直角に連結、固定することができます。
固定方法は六角レンチを専用ナットとボルトを締めこむだけです。
そのため緩めて締め直せば何度も使えますし、位置をずらしたり変えたりすることも
自由にできます。
この辺りの調整自由度が木材を使ったDIYに比べてはるかに優れています。
アルミフレームはブラケットという部品を使ってフレームどうしを連結することができます。ブラケットはL字型でフレームを直角に固定します。ブラケットは強度やサイズに応じていくつも種類があるので、使用用途や想定荷重に合ったものを使うことができます。
このように便利なアルミフレームやパイプの購入方法ですが、
実はホームセンターなどではほとんど販売されていません。
一般的にはミスミやモノタロウといったweb商社を経由して購入できますが、
個人購入はなかなか難しいかもしれません。
しかも自分で必要な部品の長さや種類、数量を調べてそれぞれ注文するので
手配するのも大変です。
しかし「LINK YOUR DESIGN」を利用すればメルカリなどを使って
手軽にアルミフレームやアルミパイプを購入することができます。
しかも既に設計されて必要部品の種類や数量がまとまった部品リストが手に入り、
注文も一括で一回で済みます。
詳しい内容はこちらをご覧ください。
アルミフレームやパイプの欠点は入手性の悪さです。ホームセンターでは販売されておらずほとんどネット販売のみです。一般的にはミスミやモノタロウなどのweb商社経由で購入しますが、個人では難しいです。しかしメルカリなどでも購入でき、必要部品を一括購入できる方法がここにはありますよ。
私が作ったロードバイク用車庫の特徴です。
・雨風に全く触れない
箱型にして完全に覆っています。
そのため雨が降っても濡れることはなく風にも晒されません。
・出し入れが簡単
扉を複数作ったためバイクの出し入れが簡単にできます。
またこの中でメンテナンスも出来ます。
・コンパクト
ロードバイク1台のみを収容するためバイクの寸法に合わせて作りました。
そのためコンパクトなサイズです。
車庫内には空いているスペースもあり空気入れやヘルメットなどの道具も
保管することができます。
扉に鍵を付けたりパンチングメタルを併用することで防犯対策も兼ねた車庫も
造ることが可能です。
自分の住んでいる環境に合ったものを自分で造ってみては如何ですか?
この車庫は次のような方にオススメです。
・一軒家だが屋内保管のスペースがなくその代りに庭に場所がある。
・カーポットのような屋根がある保管場所が全くない。
・アパートで駐輪所が狭くて置けない。
・他の自転車が接触したり触られたくない。
それでは私が作った車庫をその過程も合わせて詳しく説明していますので、
興味があればのぞいてみてください。
ロードバイクの車庫を作るときのポイントは①車庫サイズ、②開閉方法、③雨風にふれない、ことです。そこでまずはどのような車庫を作るか考えました。ここで特にこだわったことは扉の開閉方法です。車庫内でメンテナンスもできるような構造を目指します。
ロードバイク車庫の扉部分の製作しました。開閉部分にはヒンジを使用して左右上下に開く扉にしました。使用したアルミフレームはアクセサリと呼ばれる付属部品がそろっており、簡単に扉を付けることができます。使用する工具もドライバーや六角レンチだけなので誰でもすぐに作業ができます。
ロードバイク車庫の外枠ができれば次にパネルの取付けを行います。パネルは屋外でも劣化しにくいポリカ製プラダンを使用しました。アルミフレームはパイプと違ってパネルの取付けがとても簡単です。フレームの外に取付ける外貼りとフレームの溝にいれる内貼りがあります。
ロードバイク車庫の外装が終了すれば最後に内装を仕上げます。内装はロードバイクを掛けるフックや小物を置くためのラックを車庫内に作ります。アルミフレームは100均部品と相性がよく色んな物を利用できます。ここでも100均の部品を利用してこれらを製作しています。
屋外でも使えるロードバイク用車庫の完成です。プラダンで完全に覆われており、隣に他の自転車があっても接触することはありません。ここでは実際にロードバイクを入れた時の様子や扉の開閉方法を紹介しています。また使用した部品やかかった費用などもまとめてみました。
アルミフレームやパイプを使ったDIYを一緒にしてみませんか?
DIYする時間や工具がない
普段DIYをしないので自信がない
そんな方にも安心で手間がかからず欲しい物が手に入る共同DIYです。
一人で考えるよりも複数人で考えた方がよりいいアイデアも生まれます。
まず設計や構想は御自分で考えて欲しいものをイメージしてください。
もし自分で加工から組み立てまでされる方は必要に応じてアドバイスを致しますし、
手間な部品手配や加工をしたくない方はこちらで実施して組み立てる状態の部品を
お送りすることもできます。
初めて使う材料で不安な方も安心してチャレンジすることができますよ。
気に入った物が見つからない場合は試してみては如何でしょうか?
サポートやアドバイスは無料で実施しているためできる事、できない事があります。
詳しいサポート内容や進め方はこちらで説明しています。
またこの材料を簡単に入手したい人向けの
サービスも実施しています。
1日以内にSUS社製商品のお見積りを
提出しています。
ホームセンターで入手できない部品も
こちらだと簡単に入手できます。
またこれまでのサポート事例はこちら。
「サポート事例集」
これまでアルミパイプやアルミフレームで製作した作品はこちらです。
野地板とアルミパイプを使って高さ1.8m、幅8mの目隠しフェンスをDIYしました。独立基礎を作ってそこにアルミパイプを建てて塗装した野地板を貼り付けます。板の貼り方を工夫したことで目線が隠れて風が抜けるフェンスとなっています。しかも製作費用はナント5万円以下!?
アルミフレームを使ってキッチンに壁収納を作りました。壁を傷付ける事なく、アルミフレームを突っ張り棒のように固定して他の部品を組み立てていきます。アルミは燃えないので火の回りで使っても安心。しかも100均部品を利用したからくりがあります。右の写真でテーブルがありますが、どこか判りますか?
住んでいる家の洗面室がとても狭く、家族4人分の着替えや洗剤などを置く収納場所がありません。そこでアルミフレームを使って洗濯機の上やちょっとしたスペースを有効的に利用できる収納棚を作りました。市販品の棚だとどうしても無駄なスペースが出来ますが、自分で設計して作れば最適。しかも100均を利用して費用も抑えました。
住んでいる賃貸住宅には軒や屋根がなく、洗濯物を干したり自転車を雨から避ける場所がありません。そこでアルミパイプを使って幅4mもあるテラス屋根を作りました。特徴は壁を傷付けたりコンクリートを使用せずにいつでも元に戻せること、目隠し壁まで取り付けても費用は4万円台という点です。
うちでは何故か長男だけが花粉症です。そのため花粉の季節になると目を赤く腫らして微熱が出るので辛いです。そこで洗濯物を干すためのサンルームをアルミフレームで作ってみました。大きな扉も付けて布団も干せます。ところがサンルーム内の温度は確かに上がりましたが、洗濯物が乾かない!?そこにはサンルームの落とし穴がありました。
今の賃貸部屋は間取りがとても悪く、リビングに入る扉を開けるとキッチンが全部見えてしまいます。キレイな時は問題ありませんが、そうでないと大変。そこでキッチンを丸ごと囲う目隠しカーテンをアルミパイプで作りました。パイプを突っ張り棒のように使えば、どんな場所にでもカーテンや壁、扉を作ることができますよ。
サンルームで検討した経験をもとに、部屋干しでもあっという間に乾かせる回転式乾燥スタンドを自作DIYしました。扇風機の風を当てると洗濯物がくるくる回転して万遍なく均一に乾かすことができます。蒸発した水蒸気も効率よく排出し、扇風機だけで乾くので電気代も10円程度で済みますよ。
高さ2mもあるパントリーには据付の棚がありません。そこで収納棚を作り、上の空間まで無駄なく利用できるようにします。ただ問題はここが賃貸住宅であること。そのため壁に直接ビスや釘は使えません。そこでパイプを突っ張り棒のようにして固定することで10kgの米袋を載せてもビクともしない棚にしました。
キッチンで食器洗いや料理をしているときにちょっとした物置き台が欲しくなります。例えばタブレットで動画を見たり、ボウルや野菜などの材料をちょっとだけ置くなど。そんなときに便利な可動式物置き台をアルミパイプでDIYしました。この台はスライドして自由に動かせるので作業する場所でいつも使えます。
賃貸住宅のキッチンのシンク回りが狭くて作業がとてもやりずらい。食洗機が付いておらず食器カゴを使ってますが、これがシンクの上で場所を取ります。そこで食器カゴをシンクタンクの上に置ける台をアルミフレームでDIYします。水にぬれても錆びない材料なので水回りにピッタリです。
スズキアルトに2mの長さがある車中泊用フラットベッドをアルミフレームでDIYしています。このベッドは共同DIYで私が設計や加工を担当し、離れて住む友人が車中で組立てを実施しました。アルミフレームは設計や加工に経験が必要なものの、組立てはとても簡単で誰でもすぐにできます。
空いたスペースにぴったりのハンガーラックをアルミパイプでDIYしました。このラックは2段式になっていて、それぞれ高さを自由に変更することができます。上段は長男の服、下段は次男の服を掛けています。自分の好きなサイズで作れて子供の成長に合わせて簡単に調整できます。
屋外でしっかり保管できるロードバイクの車庫をアルミフレームでDIYしました。ショーケースのように完全に覆った車庫で雨風が一切入りません。出し入れが簡単なように複数の扉が付いており、この中でメンテナンスもできます。鍵を付けることもできるので防犯対策にもなりますよ。
私は子供と一緒に車中泊するのが趣味です。これまでも色んな場所へ行ってきました。しかし子供が大きくなり車中で寝るのが難しくなってきたので、アルミフレームを使ってフラットベッドを作りました。このスペースがあれば子供二人連れての車中泊も全然大丈夫です。
リビングでは雑誌や本が散らかりやすいですね。そこで雑誌や本、大きなファイルを40冊以上収納できる回転式マガジンラックをDIYしました。また2段にして上段には小物入れ、下段がマガジンラックになっています。アルミパイプ以外は全て100均で購入した部品です。