フレームを連結する部品をブラケットと
呼びましたが、パイプを連結する部品は
コネクタと呼ばれます。
ブラケットは主に強度違いでしたが、
コネクタは用途や形状など豊富にあります。
これがアルミパイプDIYの幅を広げてくれます。
ここではコネクタの種類や使い方を説明します。
1. コネクタの連結
パイプとコネクタの連結はパイブ円周上に
ある突起部分をコネクタのつめで挟み込んで
ボルトを締め付けることで行います。
この突起部分はパイプの種類が変わっても
同じ構造です。
突起部の厚みは2,3mmほどしかありませんが、
しっかりと連結できます。
また突起部はパイプ全長に渡ってあるため、
そのままスライドさせて位置を調整できます。
コネクタにパイプを挿入した状態で
つめで別のパイプの突起をつかみ
ボルトを締め付ければ完成です。
これで2本のパイブが垂直に連結できました。
突起部はパイプ4面に90°間隔にあるため、
コネクタはこの4か所のみに取り付けられ、
360°全周取り付けることはできません。
コネクタの連結強度はコネクタの種類に
よって変わるので、詳細な数字は
コネクタ強度を参考にしてください。
2. インナー型とアウター型
コネクタには大きく分けてインナーと
アウターの2種類があります。
つめの部分は変わりませんが、コネクタに
挿入するパイプの入れ方が違います。
コネクタの中にパイプを差し込むのがアウター型
コネクタの外にパイプを差し込むのがインナー型
ちなみにインナーはパイプが中空の標準品のみで
中空でないパイプは全てアウタータイプです。
インナー型を使うとコネクタがパイプよりも
外へはみ出さないため、干渉しずらくなります。

左:インナー 右:アウター
(インナー型)
コネクタがパイプよりはみ出さないので
スッキリしています。
(アウター型)
扁平型や高強度型などのパイプにも取り付ける
ことができます。
またインナー型よりも高強度です。
扁平パイプも同サイズのアウターコネクタが
そのまま使用できます。
アウター型を使えば間違いありませんが、
パイプよりもはみ出したくないときは
インナー型を使います。
3. 平行取付と垂直取付
パイプどうしを連結するとき、取付け向きで
パイプの垂直取付と並行取付があります。
よく使用するのは垂直タイプです。
並列取付はパイプを可動レールにして
動かす際に使ったりします。

垂直取付

平行取付
またパイプどうしを90°クロスさせて取り付ける
コネクタもあります。
4. 角度
パイプを垂直に連結したときに角度を自由に
変えることができるコネクタもあります。
45°に傾いたコネクタや角度を自由に動かせる
コネクタなど。
補強や傾斜を作るときに便利なコネクタです。
5. 異サイズ連結
フレームと違って、サイズの異なるパイプを
連結することができます。
そのとき使用するのがこちらのコネクタ。
一見同じコネクタに見えますが、コネクタに
挿入するパイブが1段階小さくなっています。
パイプサイズは1段階違いまでしか連結できません。
つまり直径19mmパイプは28mmパイプに
連結出来ますが、43mmパイプはできません。

φ19とφ28の連結
このようにコネクタにはたくさんの種類があります。
高い汎用性があるため、様々な用途に使い分けて
パイプどうしを連結できます。
————————–
これまでアルミフレームを使ったことがなく、
初めて挑戦したい方にはお助けサポートも
行っています。
————————–
(参考ページ)