ここでは私が使用するアルミフレーム、アルミパイプなどを紹介しています。
普段アルミフレームやアルミパイプを見かけることがないと思います。
工場では一般的に利用されますが、身近にあるものではないですからね。
アルミフレームとはアルミ角材のことで自由に組み立てて様々なものが作れます。
基本となるフレーム、ブラケット、機能を持たせるアクセサリなど
多数の部品が用意されています。
アルミパイプはイレクターパイプに似ており円形のパイプとなっています。
アルミパイプはブラケットではなくコネクタを使ってパイプを連結します。
いずれも金属なので細くても強度があり屋外で使っても錆びない特徴があります。
ここではフレームやパイプの特徴、種類、使い方、強度などを解りやすく説明しています。
これを見ればアルミフレームやパイプがどのようなものかが理解できて、
家庭DIYで便利な材料を手に入れることができますよ。
1. 家庭DIYで使用する部材
アルミフレームやアルミパイプとはどんなものか、木材やイレクターパイプと比べて
どんな利点があるのかを比較しています。
アルミフレームの組立ては特別な工具を必要とせずに誰でも簡単で行えます。
さらに金属なので細くても強度もあり、水に濡れても錆びません。
普段DIYをしない人でも簡単に使える材料です。
アルミフレームを見たことがない方はまずはこちらをのぞいて見てください。
2. アルミフレームの構成
アルミフレームは単にアルミの角材であり、これに様々な部品を使って
色んな物が作れるようになります。
アルミフレームはどんな形状をしているか、
どのように使用するのか、
フレームの他に部品があるのか、
判りやすく図や写真で説明しています。
2.1 アルミフレームの種類
アルミフレームの種類をまとめています。
アルミフレームには複数の断面形状がありそれぞれ特徴があります。
断面サイズは(15×15)mmから大きいもので(60×60)mm以上と
用途に応じて選ぶことができます。
長さは4mまでが標準ですが、必要な長さだけ購入することも可能です。
また表面に溝がないアルミ角材もあります。
ウッドデッキやフェンスを作る際はこちらがオススメです。
2.1.1 アルミフレームの加工方法
アルミフレーム、アルミパイプの切断、加工方法をまとめています。
アルミフレームは木材などと比べて金属なので簡単に切断できません。
しかし鉄やステンレスに比べるとアルミは柔らかい金属なので加工しやすいです。
ここでは様々な工作機や工具を使って実際に加工した時に加工面を比較して、
最も最適な加工方法を紹介しています。
2.1.2 アルミフレーム強度計算
アルミフレームは設計で強度計算ができるので想定荷重から計算して部品を選定できます。
木材の強度は正確な数字で表せずに経験的なのでこれもアルミフレームのメリットです。
強度を計算する場合、フレーム単体強度、BOX形状強度のどちらかを使用方法から
選んで計算します。
アルミフレームだけでなくブラケットの耐荷重計算も行います。
フレーム単体とBOX形状の強度計算を図を使って説明、計算値をまとめました。
2.2 フレームを連結するブラケット
アルミフレームどうしはブラケットと呼ばれる部品を使って連結します。
アルミフレームとブラケットがあればある程度の構造体を組み上げることができます。
アルミフレームの構造体の8割以上がアルミフレームとブラケットでできています。
ブラケットも強度や形状、サイズなど種類がたくさんあるので使い分ける必要があります。
またブラケットを使用しない接続方法もあります。
2.2.1 ブラケットの耐荷重
アルミフレームが強くてもブラケットの選定や使用方法が悪いとフレームどうしの連結力が
弱くなって外れてしまいます。
そのためブラケットは事前に結合強度が足りているかを計算して選定しなければいけません。
ここでは使用方法を説明、ブラケットの耐荷重値を紹介しています。
2.3 組立て方法
アルミフレーム、パイプの組立方法を紹介しています。
組立てはブラケットとアルミフレームをつなぎ合わせていくだけなので簡単です。
ブラケットとアルミフレームは専用ナットとボルトによって固定できます。
使用する工具は六角レンチ1本で誰でもすぐにできるようになります。
小学2年生の次男でも組み立てられるレベルです。
応用として断面形状が異なるフレームをつなげる方法も紹介しています。
2.4 アクセサリ
アルミフレームのメリットの1つが豊富に準備されているアクセサリ部品です。
例えばヒンジやコロ、スタンド、パネルなど、どれもすぐに使えるようになっています。
これらの部品を使うだけで簡単に機能を持ったDIYをすることができます。
2.5 100均部品の応用集
アルミフレームは100均との相性が良く多くの100均部品を応用することができます。
例えば隅金やワイヤーネット、ブックラック、園芸部品などがとても便利に利用できます。
ここでは私が使って良かったと感じた100均商品を紹介します。
2.6 アルミパイプの種類
ここではアルミパイプについて紹介しています。
同じパイプ材でイレクターパイプがありますが、アルミパイプには優れた点があります。
アルミパイプの特徴をイレクターパイプと比較しながら説明しています。
2.6.1 アルミパイプの強度
アルミフレーム同様にアルミパイプも事前に強度計算をすることができます。
ここではアルミパイプに荷重をかけたときのたわみ量を計算して表にまとめています。
アルミパイプの種類や長さでそこにかけられる重さが変わりますが、
これを見るとどれくらいの重さがかけられるか一目でわかりますよ。
2.7 コネクタ
アルミパイプどうしを連結する部品がコネクタです。
コネクタはブラケットよりも種類が豊富、高強度や角度、異サイズ連結など種類が豊富で
様々な用途によって使い分けできます。
使用する工具は六角レンチ1本のみでとても便利で役にたちますよ。
2.7.1 コネクタの耐荷重
アルミパイプをつなぐコネクタは一方をコネクタ内で他方を爪の部分で挟んでパイプを
連結しています。
アルミフレームのブラケットと同様にコネクタにも耐荷重があります。
ここでは一般的なコネクタの耐荷重を見やすく表にまとめています。
3. 設計ツール 3D CAD
アルミフレームやパイプのDIYでは専用の3D CADを使って設計することができます。
これを使うと実際に作る前に様々な角度から構造物を見ることができ、寸法確認もできます。
さらに部品表も作成できるので部品間違いや数量ミスなどが起きません。
ここではそんな3D CADを紹介します。
最後のこのように便利なアルミフレームやパイプの購入方法ですが、
実はホームセンターなどではほとんど販売されていません。
一般的にはミスミやモノタロウといったweb商社を経由して購入できますが、
個人購入はなかなか難しいかもしれません。
しかも自分で必要な部品の長さや種類、数量を調べてそれぞれ注文するので
手配するのも大変です。
しかし「LINK YOUR DESIGN」を利用すればメルカリなどを使って
手軽にアルミフレームやアルミパイプを購入することができます。
しかも既に設計されて必要部品の種類や数量がまとまった部品リストが手に入り、
注文も一括で一回で済みます。
詳しい内容はこちらをご覧ください。
アルミフレームやパイプの欠点は入手性の悪さです。ホームセンターでは販売されておらずほとんどネット販売のみです。一般的にはミスミやモノタロウなどのweb商社経由で購入しますが、個人では難しいです。しかしメルカリなどでも購入でき、必要部品を一括購入できる方法がここにはありますよ。
もし雑誌や本が多くて整理でお困りの方はチャレンジしてみては如何でしょうか?
この記事が皆さんの参考になれば幸いですね。
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詳しいサポート内容や進め方は
こちらで説明しています。
これまでのサポート事例はこちら。
「サポート事例集」
より詳しくアルミフレームやアルミパイプを
知りたい方は動画で実物を使った説明や
実際にDIYしている様子を見ることができます。
また私が製作した物も紹介していますので興味があればご覧ください。
アルミフレームとポリカ板を使って幅4mの屋根をDIYしました。乳白色ポリカ板とフレームがとてもよくマッチして見た目はもはやメーカ品!奥行きが1mもありますが、柱や基礎は使わずに壁に直接固定しています。玄関屋根の拡張や勝手口の屋根など幅広く応用できるDIYです。
以前、DIYしたウッドデッキに新たにシェードを取付けてパーゴラ屋根をDIYしました。アルミフレームで柱と梁を作り、そこに2×3mのシェードを2枚取り付けて屋根にします。後付け屋根ですが、ある工夫でとても簡単に作ることができました。作業動画もあるので是非ご覧ください。
(釘やノコギリ不用!?アルミフレームでウッドデッキをDIY)
ウッドデッキを作りたいけど難しそう・・・。そんな方にオススメの釘やノコギリを一切使用しないアルミフレームを使ったウッドデッキのDIYです。幅5m、奥行き4mと非常に大きなウッドデッキですが、電動ドライバーと六角レンチだけでほとんど作れました。土台をアルミで作っているので耐久性も安心です。
住宅のベランダに観葉植物用サンルームを共同DIYしました。ベランダ窓を開ければそこは植物園のようなサンルームとなっています。アルミフレームとアクリル板を使ってベランダに突っ張って固定して取り付けています。六角レンチやスパナなどで組立て可能な造りとなっています。
自宅横のカーポートスペースに屋根がなく不便だったのでアルミパイプと波板でカーポート屋根をDIYしました。奥行き約2.5m、幅2.0m、高さ2.5mのカーポートです。地面がコンクリートのためアンカーで柱パイプを固定し、屋根の梁を住宅壁に固定しています。雨どいも取り付けてもう雨が降っても大丈夫です。
ホンダフリードに車中泊でも使える車載テーブルをアルミパイプでDIYしました。テーブルの高さを調整できて、スライドテーブルも付いています。電子レンジや重い荷物を載せられるように15kg以上の耐荷重もあります。就寝する際はテーブルの下に足を伸ばせるためとても快適に利用できます。
扉を開けるとそこは雨・・・(涙)そんな状況を克服するために勝手口に幅5m、高さ2.5mの屋根をアルミパイプで共同DIYしました。隣家までの距離が0.6mしかありませんが、屋根があることでゴミ箱など置ける便利なスペースに早変わり。土日で完成するくらいの誰でもできる内容となっています。
子供の自転車を保管する場所がなく玄関内に置いていましたが、場所を取るので玄関が狭い・・・。そんな悩みから玄関のすぐそばに屋根を付けて自転車置き場を共同DIYしました。元々屋根がなかったので特に使っていなかったスペースが屋根を付けることで便利なスペースへと生まれ変わりました。
アーネストワン住宅の2Fベランダにテラス屋根をDIYしました。この窓の上には軒もなく日差しや雨が容赦なく部屋の中に入ってきます。そこでアルミパイプと波板で幅3m、奥行き1.5m、高さ2.5mのテラス屋根をDIYしました。特殊な工具不要でたった1日で作れる初心者向けのDIYです。
木製のテラス屋根が古くなったためアルミパイプと波板を使ってテラス屋根を共同DIYしました。幅3m、奥行き8m、高さ3mのテラス屋根で地面には芝生、壁は緑で目隠しをした隠れ家的な空間です。私も欲しいと思うほどの快適空間が実現。初めてアルミパイプを扱う方ですが、立派なテラス屋根を作られています。
アルミフレームを使ってキャンターの荷台にトノカバーを共同DIYしました。カバー材にはアルミ縞板を使い、その枠組みをアルミフレームで作ります。カバーは左右に羽のように開き、ダンパーを使って開けた状態で保持できるようにしました。こんなカッコいいカバーをDIYで作れるから驚きです。
アルミフレームを使ってキッチンに壁収納を作りました。壁を傷付ける事なく、アルミフレームを突っ張り棒のように固定して他の部品を組み立てていきます。アルミは燃えないので火の回りで使っても安心。しかも100均部品を利用したからくりがあります。右の写真でテーブルがありますが、どこか判りますか?
住んでいる家の洗面室がとても狭く、家族4人分の着替えや洗剤などを置く収納場所がありません。そこでアルミフレームを使って洗濯機の上やちょっとしたスペースを有効的に利用できる収納棚を作りました。市販品の棚だとどうしても無駄なスペースが出来ますが、自分で設計して作れば最適。しかも100均を利用して費用も抑えました。
住んでいる賃貸住宅には軒や屋根がなく、洗濯物を干したり自転車を雨から避ける場所がありません。そこでアルミパイプを使って幅4mもあるテラス屋根を作りました。特徴は壁を傷付けたりコンクリートを使用せずにいつでも元に戻せること、目隠し壁まで取り付けても費用は4万円台という点です。
うちでは何故か長男だけが花粉症です。そのため花粉の季節になると目を赤く腫らして微熱が出るので辛いです。そこで洗濯物を干すためのサンルームをアルミフレームで作ってみました。大きな扉も付けて布団も干せます。ところがサンルーム内の温度は確かに上がりましたが、洗濯物が乾かない!?そこにはサンルームの落とし穴がありました。
今の賃貸部屋は間取りがとても悪く、リビングに入る扉を開けるとキッチンが全部見えてしまいます。キレイな時は問題ありませんが、そうでないと大変。そこでキッチンを丸ごと囲う目隠しカーテンをアルミパイプで作りました。パイプを突っ張り棒のように使えば、どんな場所にでもカーテンや壁、扉を作ることができますよ。
サンルームで検討した経験をもとに、部屋干しでもあっという間に乾かせる回転式乾燥スタンドを自作DIYしました。扇風機の風を当てると洗濯物がくるくる回転して万遍なく均一に乾かすことができます。蒸発した水蒸気も効率よく排出し、扇風機だけで乾くので電気代も10円程度で済みますよ。
高さ2mもあるパントリーには据付の棚がありません。そこで収納棚を作り、上の空間まで無駄なく利用できるようにします。ただ問題はここが賃貸住宅であること。そのため壁に直接ビスや釘は使えません。そこでパイプを突っ張り棒のようにして固定することで10kgの米袋を載せてもビクともしない棚にしました。
キッチンで食器洗いや料理をしているときにちょっとした物置き台が欲しくなります。例えばタブレットで動画を見たり、ボウルや野菜などの材料をちょっとだけ置くなど。そんなときに便利な可動式物置き台をアルミパイプでDIYしました。この台はスライドして自由に動かせるので作業する場所でいつも使えます。
賃貸住宅のキッチンのシンク回りが狭くて作業がとてもやりずらい。食洗機が付いておらず食器カゴを使ってますが、これがシンクの上で場所を取ります。そこで食器カゴをシンクタンクの上に置ける台をアルミフレームでDIYします。水にぬれても錆びない材料なので水回りにピッタリです。
スズキアルトに2mの長さがある車中泊用フラットベッドをアルミフレームでDIYしています。このベッドは共同DIYで私が設計や加工を担当し、離れて住む友人が車中で組立てを実施しました。アルミフレームは設計や加工に経験が必要なものの、組立てはとても簡単で誰でもすぐにできます。
空いたスペースにぴったりのハンガーラックをアルミパイプでDIYしました。このラックは2段式になっていて、それぞれ高さを自由に変更することができます。上段は長男の服、下段は次男の服を掛けています。自分の好きなサイズで作れて子供の成長に合わせて簡単に調整できます。
屋外でしっかり保管できるロードバイクの車庫をアルミフレームでDIYしました。ショーケースのように完全に覆った車庫で雨風が一切入りません。出し入れが簡単なように複数の扉が付いており、この中でメンテナンスもできます。鍵を付けることもできるので防犯対策にもなりますよ。
私は子供と一緒に車中泊するのが趣味です。これまでも色んな場所へ行ってきました。しかし子供が大きくなり車中で寝るのが難しくなってきたので、アルミフレームを使ってフラットベッドを作りました。このスペースがあれば子供二人連れての車中泊も全然大丈夫です。