ガレージ車庫 に雨が吹き込み中が濡れて嫌な思いをしている方必見!G-funと波板を使えば簡単に扉を後付けできます

1.はじめに

ガレージ車庫 に雨が吹き込み中が濡れて

嫌な気持ちになったことはありませんか?

今回、G-funと波板で扉を後付けしました。

ガレージ車庫の開口部全面を塞ぐことで

雨風が中に吹き込むことはありません。

今回は愛知県のYさんと一緒にDIYしました。

Yさんのご自宅にはガレージ車庫がありますが

扉やシャッターがなくオープンな状態です。

そのため雨や風で落ち葉などが入り込みます。

そこでG-funを作って扉を後付けしました。

G-funには扉の蝶番部品もあるので、

これらを組み合わせる扉が作れます。

ここではアルミフレームやパイプ(G-fun)を

使ったDIYを紹介していますが、

LINK YOUR DESIGNという

オンライン共同DIYも行なっています。

これはアルミフレームやパイプのDIY

一緒に協力しながら行う活動です。

アルミフレームやパイプはとても便利な材料で

木材にはない優れた特性がありますが、

普段身近にないため使い方がわからない

という欠点があります。

そこでアルミフレームやパイプの使い方や選定、

設計などをアドバイスしながら初めての人でも

安心してDIYできるようにするものです。

これまでの共同DIY事例はこちらで見れます。


(共同DIYサポート事例集)

アルミパイプやアルミフレームを使ってみたいという方と一緒に共同DIYを行っています。これらの材料はとても便利ですが入手性の悪さからあまり知られていません。そのため部品選定や使い方、加工、組立方法など初めての人はわかりにくいです。そこで共同DIYでは誰もが扱えるようにサポートしています。





2.Yさんの相談内容

こちらがYさんからいただいた相談です。


はじめまして、

動画を見てご連絡させていただきました。

写真が張れないので文章だけですが、

バイクガレージに扉がついていないので

扉をつけたいと思い連絡しました。

よろしくお願い致します。


Yさんは以前私が制作した扉の動画をみて

ご連絡いただきました。

棚などにも応用していますが、

G-funを使って簡単に扉が作れる方法です。

こちらが元々のYさんのガレージ倉庫です。

バイクを保管したり作業をしたりしています。

シャッターや扉がなく中が見えています。

雨や風の入り込むためそのままバイクを置くと

濡れることもあるそうです。

そこでこの開口部を全面塞ぐ扉を制作します。

開口部のサイズは高さ3m幅2.5mです。

当初、2つの案を考えましたが、

②案で制作することにします。

意外かもしれませんが、共同DIYでは

このような簡単なスケッチから始まります。

ここから相談しながら一緒に協力しながら

形にしていきます。

3.ガレージ車庫 扉DIY

3.1 ガレージ車庫 扉材料

今回使用する材料はG-fun波板です。

G-funはアルミ製パイプでホームセンターでも

購入できるようになりました。

アルミなので水に濡れても錆びず、

屋外でも安心して使用できます。


(アルミパイプの特徴)

 家庭DIYで利用する金属パイプにイレクターパイプがあります。アルミパイプも同様な用途で利用できますが、イレクターパイプよりも優れた特徴がいくつもあります。ここではイレクターパイプとの比較やアルミパイプの種類について、詳しく紹介しています。


G-funはアルミ材ですが、部品によって

材質が多少異なります。

例えばパイプ材は純正アルミですが、

コネクタはアルミダイカストです。

使用環境によって注意すべき点もあるので

事前に確認してください。


(G-funコネクタの白サビの比較検証)

G-funコネクタ はアルミ製ではなくアルミダイカスト製のため使用環境によっては白サビが発生することがあります。そこでG-funコネクタの耐候性について調査してみました。黒塗装、グレー塗装に加えて、身近にできる防錆処理により、白サビの発生具合や劣化を比較評価しています。


G-funにも色んな種類がありますが、

最も品数が多いNシリーズを使います。

Nシリーズはパイプやコネクタ、アクセサリが

最も豊富に用意されています。

扉の蝶番や取っ手なども用意されているので

それらを組み合わせるだけで作れます。

3.2 ガレージ車庫 扉設計

G-funの設計は専用のCADソフトで行えます。

これを使えばmm単位で設計でき、

部品の干渉など事前に確認できます。

CADソフトの詳細はこの記事で見れます。


アルミパイプの3D CAD設計)

 アルミフレームやアルミパイプには専用の3D CADが無料で提供されています。そのためこれを使えば作る前に色んな角度から見ることが可能となり、設計ミスが少なくなります。さらに部品の長さや種類、数なども自動で計算してくれるので部品手配ミスや加工ミスも低減することができます。


こちらがYさんと一緒に考えた設計図です。

扉の高さは高さ2mで残りは壁にしました。

パイプはサドルを使って外壁に固定します。

この方法はよく使用しますが、

しっかり固定できるので基礎が不要です。

(参考写真)

壁の基礎付近に水切りがあるため、

干渉しないようにその上までを固定しました。

基礎の部分は特に何も固定していませんが、

強度的には問題ありません。

扉の丁番部分には抜差し蝶番を使用します。

以前、私が制作した扉では回転コネクタを

利用して蝶番にしていました。

こちらは360°回転するので扉の押し引きが

可能ですが、少し隙間ができます。

今回は隙間を減らすことを重視しました。

扉の取っ手はGFハンドルを使用しました。

様々な部品が用意されていますので、

選んで組み合わせることで制作できます。

3.3 ガレージ車庫 扉制作

CAD設計が終われば部材を手配します。

2mを超える長いフレームも含まれていますが、

送料無料なのでとても便利です。

メーカーで切断されたフレームが届くので

部品を組み立てるだけで制作できます。

Yさんは今回初めてG-funを使用します。

初めてでこのサイズのものを作れるのか

心配あるかもしれませんが大丈夫です。

組立作業は六角レンチでボルトを締めるだけ。

とても簡単でもし間違えてもボルトを外せば

元に戻るので失敗することがありません。

また組立時に組図を作成してお渡しします。

もしわからないことや困ったことがあれば

その都度対応しています。

私が現場に出て一緒に作ることはできませんが

何かあればできるだけサポートしています。

そして完成したガレージ車庫扉がこちらです。

設計通りの仕上がりになっています。

ガレージ車庫に扉をつけたことで

雰囲気が全然変わりましたね。

壁に直接フレームを固定してるので隙間がなく

雨風が入ってくるのを防げます。

また波板を使っているので彩光も確保でき、

日中もライトなしでも多少明るいです。

こちらがYさんの感想です。


大変だった部分は扉の縦フレームだけ3cmほど

糸鋸で切りました。

枠を組み波板付けてハメたら歪みができて

ハマりが悪かったです。

上部の枠を付けてからの波板張りは

ビスも打ちにくくかなり大変でした。

色々ありましたが、

楽しく作業できてよかったです。


初めて使う材料なので戸惑いもありますが、

それでもイメージしたものが作れるのが

G-funの良いところです。

最後に扉制作にかかった費用ですが、

G-fun部材だけで約5万円ほどなりました。

これとは別に波板が必要となります。

4.さいごに

ガレージ車庫に扉を後付けしました。

使用した材料はG-fun波板です。

もしより見た目を重視する場合は

アルミフレームとポリカ板でも作れます。

ガレージ車庫に開口があると雨風が入ったり

大事なものを保管しにくいです。

しかし扉を作る事でガレージ車庫内を

よりプライベート空間にすることができます。

中の様子が見えず雨の吹き込みも防げます。

同じことで嫌な気持ちをしている方は

是非検討してみてください。

住宅壁へのビス止めが可能であれば

これと同じモノを作ることができます。


アルミフレームやパイプを使ったDIYを

一緒にしてみませんか?

 DIYする時間や工具がない

 普段DIYをしないので自信がない

そんな方にも安心で手間がかからず

欲しい物が手に入るオンライン共同DIYです。

一人で考えるよりも複数人で考えた方が

よりいいアイデアも生まれます。

まず設計や構想は御自分で考えて

欲しいものをイメージしてください。

もし自分で加工から組み立てまでされる方は

必要に応じてアドバイスを致しますし、

手間な部品手配や加工をしたくない方は

こちらで設計して組み立てる状態の部品を

お送りすることもできます。

初めて使う材料で不安な方も安心して

チャレンジすることができますよ。

気に入った物が見つからない場合は

試してみては如何でしょうか?

詳しいサポート内容や進め方は

こちらで説明しています。

Link Your Design

またこの材料を簡単に入手したい人向けの

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1日以内にSUS社製商品のお見積り

提出しています。

ホームセンターで入手できない部品も

こちらだと簡単に入手できます。

 「フレームラボショップ

これまでのサポート事例はこちら。

 「サポート事例集

より詳しくアルミフレームやアルミパイプを

知りたい方は動画で実物を使った説明や

DIYしている様子を見ることができます。

フレームキャンパス




ガレージやカーポートにパネルを作った

記事をまとめてみました。


(ポリカ板を再利用してサイドパネルを制作しよう)

ポリカ板 を再利用してカーポートにサイドパネルをDIYしました。アルミフレームを使って枠組みを作り、そこにポリカ板を固定します。新たに部品を追加するだけで元々捨てるだけのポリカ板が雨風から守ってくれるパネルに大変身です。初めてアルミフレームを使いましたが、この完成度で作ることができました。

(カーポート サイドパネルをポリカプラダンで制作しよう)

カーポート サイドパネルをアルミフレームとポリカプラダンで自作DIYしました。幅4.8m、高さ1.8mのサイドパネルで外からの雨風の吹き込みや隣家からの視線を遮ることができます。アルミフレームでパネル枠組みを作り、それをカーポート柱に固定、その上にポリカプラダンを取付けました。

(アルミパイプ(G-fun)で自転車置き場を作ろう!)

フラットバー付きアルミパイプをポリカ板を使って、玄関そばに自転車置き場をDIYしました。玄関は人目に付くので波板よりもポリカ板の方が見た目的におススメです。通常のパイプ材だと薄いポリカ板の固定ができませんが、フラットバー付きパイプを使えば簡単に固定できます。

(カーポート サイドカバーをアルミフレームでDIY) カーポート サイドカバー をアルミフレームとアクリル板を使ってDIYしました。ガレージの開口部で採光をとりつつ、風や雨の侵入を防ぎます。アルミ製なので耐候性に優れて、しかもオシャレな雰囲気に仕上がっています。アルミフレームはポリカやアクリル板と相性がいいので簡単に組み合わせてDIYができました。


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