1.はじめに
カーポート におしゃれなサイドパネルを
後付けする方法を紹介します。
実際に制作したサイドパネルがこちらです。
アルミフレームとポリカプラダンを使って
制作しました。
横幅4.8m、高さ1.8mのサイドパネルで
既存カーポートとの違和感がなく
手作り感がありません。
自分で作ることで必要な箇所にぴったりな
サイドパネルを作ることができました。
ここではアルミフレームやパイプ(G-fun)を
使ったDIYを紹介していますが、
オンライン共同DIYも行なっています。
これはアルミフレームやパイプのDIYを
一緒に協力しながら行う活動です。
アルミフレームやパイプはとても便利な材料で
木材にはない優れた特性がありますが、
普段身近にないため使い方がわからない
という欠点があります。
そこでアルミフレームやパイプの使い方や選定、
設計などをアドバイスしながら初めての人でも
安心してDIYできるようにするものです。
これまでの共同DIY事例はこちらで見れます。
アルミパイプやアルミフレームを使ってみたいという方と一緒に共同DIYを行っています。これらの材料はとても便利ですが入手性の悪さからあまり知られていません。そのため部品選定や使い方、加工、組立方法など初めての人はわかりにくいです。そこで共同DIYでは誰もが扱えるようにサポートしています。
こちらは奈良県のSさんと一緒に制作しました。
既存カーポートにはサイドパネルがなく
隣家から目線や横雨が降ってくることが
気になっていました。
特に大雨の日には濡れることもあり、
あまり良い気分ではありません。
そこでSさんと一緒にサイドパネルを
作る事になりました。
2.相談内容
こちらがSさんからいただいた相談内容です。
初めまして
YouTubeを拝見させていただき
既成のサイドパネルが高額であったため
diyしようと検
施工方法、費用等の相談をしたいと思います。
(一部抜粋)
カーポートのサイドパネル制作はこれまでも
たくさん作ってきました。
製作事例は記事の最後にまとめていますが、
サイドパネルは自分で制作できます。
アルミフレームでカーポートサイドパネルを製作する際の種類や費用をまとめました。フレーム種類、パネル材種類、取付方法などサイドパネルは色んなバリエーションがあります。自分に合ったタイプを選んで作れるので、もし自作する場合の参考にしてください。
カーポートは通常屋根だけオプションでないと
サイドパネルは付きません。
サイドパネルがあるとカーポート内が囲われて
ちょっとしたプライベート空間な感じがします。
ただサイドパネルを後付けする場合、
費用が高くなることが多く、
また既製品だとデザインも決まっているため
あまり自由度がありません。
しかし自分で作ることで必要な部分だけに
サイドパネルを取り付けられます。
3.カーポート サイドパネル
3.1 カーポート サイドパネル材料
今回はアルミフレームとポリカプラダンを
使用しました。
アルミフレームはアルミを押出した角材で
誰でも簡単に組立できる材料です。
家庭ではあまり知られていませんが、
企業や工場では一般的に使用されています。
アルミフレームは断面サイズで分類されており、(15×15mm)から(100×100mm)まで幅広いラインナップとなっています。断面形状も正方形だけでなく、長方形もあります。そのため用途に応じて使い分けが可能で、例えばカーポートから小さな棚まで幅広いDIYに適応できます。フレームサイズと一緒にブラケットなどの部品もそのサイズ専用となるので注意が必要です。
アルミフレームには様々なサイズがあり、
サイドパネルの場合は30mmサイズを
使用しています。
色はシルバーと黒塗装の2種類です。
黒塗装品はシルバーに比べて費用が高いですが
見た目がとてもオシャレになります。
ポリカプラダンはポリカ製の中空パネルで
ホームセンターなどで購入できます。
通常のポリカ板に比べて軽くて安いので
色んなDIYに応用できます。
アルミフレームとポリカは相性がよく、
とてもすっきりした外観になります。
3.2 カーポート サイドパネル設計
設計は専用の3D CADで行います。
メーカから提供されているCADで誰でも
自由に使用することができます。
部品の干渉や間違いも事前に確認できるので
大変便利です。
アルミフレームやアルミパイプには専用の3DCADが無料で提供されています。そのためこれを使えば作る前に色んな角度から見ることが可能となり、設計ミスが少なくなります。さらに部品の長さや種類、数なども自動で計算してくれるので部品手配ミスや加工ミスも低減することができます。
こちらが今回の設計図です。
横幅4.8m、高さ1.8mの大型パネルです。
アルミフレームでパネルの枠組を作り、
それをカーポートの柱にビスで固定して
ポリカプラダンをその上から固定します。
カーポート柱への固定はL型ブラケットを
使用して、柱へ直接ボルトで固定します。
柱の肉厚が薄い場合はインプルナットを
使用することをお勧めしています。
ポリカプラダンの固定方法は外張りと
はめ込みの2種類があります。
はめ込み式は見た目がスッキリするものの
全体的に強度が弱いデメリットがあります。
そのため外張り方式をお勧めしています。
今回も外張り方式で制作します。
重要な事はポリカプラダンの継ぎ目です。
サイドパネルでは複数枚のポリカプラダンを
並べて使用します。
その際、継ぎ目から雨が入らないように
幅広フレームを使って同じ面上に固定します。
3.3 カーポート サイドパネル組立
CAD設計が終わればメーカーに手配します。
メーカーでフレームを切断してくれるので
自分で切断加工する必要はありません。
届いた部品を組み立てるだけで
作ることができます。
アルミフレームの組立はブラケット部品を
使ってボルトを締めるだけです。
もし間違えてもボルトを緩めれば
簡単に外せるので失敗することがありません。
使用する工具は電動ドライバー、ドリル、
六角レンチです。
特殊な工具は必要とせず一般的な作業だけで
作ることができます。
完成したサイドパネルがこちらです。
設計通りの仕上がりで手作りには見えません。
ポリカプラダンを黒色にしたので、
落ち着いた雰囲気に仕上がりました。
ポリカプラダンはカッターでカットできて
軽いので施工も大変楽です。
ポリカ板やポリカプラダンを使う場合、
木材だと相性が良くありませんが、
アルミフレームだととてもよくマッチします。
こんな感じでカーポートサイドパネルは
自分で作ることができます。
ちょっとした隙間を埋めることや
雨が降りこまないように部分的にパネルを
作ることもできますよ。
最後にアルミフレームの費用ですが、
こちらで約10万円です。
ポリカプラダンはSさんが用意されたので
この費用には含まれません。
4.さいごに
カーポートサイドパネルをアルミフレームと
ポリカプラダンを使って製作しました。
幅4.8m、高さ1.8mと大型パネルですが、
自分で制作することができます。
パネル材にポリカプラダンを使用したため
施工しやすく費用も抑えることができました。
黒色パネルを使ったので落ち着いた雰囲気で
見た目もとてもオシャレです。
サイドパネルがあると雨風を防げて濡れる
心配がなく快適に過ごせませす。
また外からの視線も遮ってくれるので
プライバシー保護にもなってくれます。
Sさんは初めてアルミフレームを使いましたが
設計通りの仕上がりで完成されました。
アルミフレームは取り扱いが簡単な材料で
誰でもすぐに組み立てることができます。
自分で作ればサイドパネルだけでなく
棚を作ったりすることも可能です。
初めて使う材料の場合、不安もありますが
オンライン共同DIYであれば完成まで
サポートしているので安心して取り組めます。
特にサイドパネルはたくさん作ってきたので
希望に合う提案ができると思います。
このようなサイドパネルに興味がありましたら
一度検討されてみてはいかがでしょうか?
この記事が皆さまの参考になれば幸いです!
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もし自分で加工から組み立てまでされる方は
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お送りすることもできます。
初めて使う材料で不安な方も安心して
チャレンジすることができますよ。
気に入った物が見つからない場合は
試してみては如何でしょうか?
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こちらで説明しています。
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より詳しくアルミフレームやアルミパイプを
知りたい方は動画で実物を使った説明や
実際にDIYしている様子を見ることができます。
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