1. はじめに
ベランダテラス屋根 をアルミパイプと波板を
使って後付けDIYしました。
パラボラアンテナに当たらないように
一部切り欠きを入れています。
これで安心してベランダに洗濯物が干せます。
ここではアルミフレームやパイプ(G-fun)を
使ったDIYを紹介していますが、
オンライン共同DIYも行なっています。
これはアルミフレームやパイプのDIYを
一緒に協力しながら行う活動です。
アルミフレームやパイプはとても便利な材料で
木材にはない優れた特性がありますが、
普段身近にないため使い方がわからない
という欠点があります。
そこでアルミフレームやパイプの使い方や選定、
設計などをアドバイスしながら初めての人でも
安心してDIYできるようにするものです。
これまでの共同DIY事例はこちらで見れます。
アルミパイプやアルミフレームを使ってみたいという方と一緒に共同DIYを行っています。これらの材料はとても便利ですが入手性の悪さからあまり知られていません。そのため部品選定や使い方、加工、組立方法など初めての人はわかりにくいです。そこで共同DIYでは誰もが扱えるようにサポートしています。
今回の相談者は静岡県在住のFさんです。
こちらは2階のベランダにテラス屋根がなく、
雨が降ると外に出れない状況でした。
そこでアルミパイプと波板を使って
ベランダテラス屋根を作りました。
屋根サイズは約1.5×2.5mで費用は約5万円、
制作期間は3日でした。
自分で作れば既製品が取り付かない場所でも
欲しい屋根を作る事ができます。
今では2階のベランダを覆う屋根があるので
気軽に洗濯物を干す事ができますね。
2. Fさんの相談内容
こちらがFさんからいただいた相談内容です。
はじめまして。
2Fベランダテラス屋根のサポート費用について
教えて下さい。
実際の施工は主人がやりますが、
設計や質問等のやりとり
②の設計、完成サポートを希望しています。
・部品選定やCAD設計
・部品の見積もり、手配、納期調整
・メーカへの問い合わせ
・組図作成、組立サポート
こういうサポートは可能でしょうか?
Fさんの旦那さんは仕事でアルミパイプを
使われているので取り扱いは大丈夫です。
具体的な設計は奥さんと進めていきます。
このオンライン共同DIYをしていると
女性からの依頼が多いですね。
今回は奥さんと一緒に相談しながら
2階ベランダテラス屋根を制作します。
3. ベランダテラス屋根 制作
3.1 ベランダテラス屋根 材料
使用する材料はアルミパイプ(G-fun)です。
アルミパイプは雨に濡れてもサビないので
屋外のDIYに最適です。
イレクターパイプと似ていますが、
全く異なる特徴があります。
家庭DIYで利用する金属パイプにイレクターパイプがあります。アルミパイプも同様な用途で利用できますが、イレクターパイプよりも優れた特徴がいくつもあります。ここではイレクターパイプとの比較やアルミパイプの種類について、詳しく紹介しています。
屋根を作る際は使用する屋根材によって
フレームの種類を選びます。
ポリカ板を使って見た目よく作る場合は
アルミフレームが適しています。
一方、波板を使って簡単に組み立てたい場合は
アルミパイプ(G-fun)を使用します。
今回は簡単に作れるようにアルミパイプと
波板を使用します。
アルミパイプのメリットは以下の通りです。
①角度の調整がしやすい
②複雑な形状に対応できる
③コストが安い
玄関等の人目のつく場所でない限りは
使いやすい材料だと思います。
3.2 ベランダテラス屋根 設計
アルミパイプを使ってDIYする場合、
専用の3D CADソフトが利用できます。
このソフトはメーカから無料で提供されており、
誰でも自由に利用することができます。
インストール方法や簡単な使い方は
こちらの記事で紹介しています。
アルミフレームやアルミパイプには専用の3D CADが無料で提供されています。そのためこれを使えば作る前に色んな角度から見ることが可能となり、設計ミスが少なくなります。さらに部品の長さや種類、数なども自動で計算してくれるので部品手配ミスや加工ミスも低減することができます。
こちらがFさんと一緒に考えた設計図です。
このCADではアルミ材しか配置できないので
波板は取り付いていません。
アルミパイプは柱部分のみφ43mmを使用し、
それ以外はφ28mmです。
このように異なるサイズのパイプを一緒に
連結して使用することができます。
屋根の片側は住宅壁に直接固定し、
もう片側は柱パイプの上に固定します。
柱はベランダ柵に抱き合わせて固定しました。
いずれもサドルやU字ボルトを使用します。
ベランダにはパラボラアンテナがあるので
その部分に当たらないように切り欠きます。
自分で設計すればこのような形状でも
自由に作ることができます。
屋根傾斜は角度調整コネクターを使わずに
アルミパイプを斜めに配置して作ります。
この方法は大きな角度の屋根は作れませんが、
雨水を流す程度の角度は作れます。
またこちらの方が費用が安く作りやすいです。
波板はパイプの上に乗せてビスで固定します。
2階は風が強いので1枚の波板の下には
3本のパイプを配置して固定します。
アルミパイプと波板の取付方法は
こちらの動画で見ることができます。
(音声が悪く聞き取りにくいです)
設計が終わればメーカーに見積もり依頼し
部品を手配します。
3.3 ベランダテラス屋根 制作
設計が終われば部品をメーカーに手配します。
送料無料なので長い材料や重たい材料なども
簡単に自宅まで運び入れできます。
CAD設計により加工された材料が届くので
組み立てるだけで完成です。
アルミパイプの組立は六角レンチで
ボルトを締めるだけの簡単作業です。
普段DIYしない人でも安心して取り組めます。
ただ部品が多いため材料を見ただけでは
すぐに組み立てることができません。
そこでサポートとして組図をお渡ししてます。
波板の固定は脚立が必要で高所作業です。
そのため作業性を考慮して切欠き部分は
分離させて後で取り付けるようにします。
パイプ取付や波板の固定など
同じような作業はこちらの動画で見れます。
そして完成した屋根がこちらになります。
2階ベランダがすっぽり屋根で覆われており
パラボラアンテナ部分は切り欠かれています。
元々あった物干し竿も屋根の下に収まるので
安心して洗濯物干すことができますね。
このように自分で作れば欲しいテラス屋根を
手に入れることができます。
これからはこのベランダが使い勝手の良い
空間になると嬉しいですね。
費用はアルミ材だけで約4万円です。
これとは別に波板やサドルの費用が必要で
全てを含めると総費用は約5万円となります。
また製作期間は3日でした。
4. さいごに
2階ベランダテラス屋根をアルミパイプと
波板で制作しました。
一部切り欠きがある屋根形状ですが、
アルミパイプで作ることができました。
製作期間は約3日で費用は約5万円です。
アルミパイプは組立作業が簡単なので
初めて触る人でもすぐに扱うことができます。
ただ部品の種類が多く選定に戸惑ったり、
CAD設計に経験が必要などもあります。
しかしオンライン共同DIYでは
部品選定やCAD設計、手配まで行うので
組み立てるだけで作ることができます。
組立作業でも組図を作ったり困ったときには
サポートもするのでひとりではありません。
そうすることで普段DIYしない人でも
自分の欲しいものを作れるようになります。
ひとりで作ると悩んだり難しかったりと
作れるものが限られてしまいます。
しかし一緒に協力すればあきらめたモノも
作れるようになります。
これまで諦めたものや欲しいものがあれば
自分で作ることも検討してみてください。
他の事例もそうですが、既製品にない
様々なモノを作ることができます。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
アルミフレームやパイプを使ったDIYを
一緒にしてみませんか?
DIYする時間や工具がない
普段DIYをしないので自信がない
そんな方にも安心で手間がかからず
欲しい物が手に入る共同DIYです。
一人で考えるよりも複数人で考えた方が
よりいいアイデアも生まれます。
まず設計や構想は御自分で考えて
欲しいものをイメージしてください。
もし自分で加工から組み立てまでされる方は
必要に応じてアドバイスを致しますし、
手間な部品手配や加工をしたくない方は
こちらで設計して組み立てる状態の部品を
お送りすることもできます。
初めて使う材料で不安な方も安心して
チャレンジすることができますよ。
気に入った物が見つからない場合は
試してみては如何でしょうか?
詳しいサポート内容や進め方は
こちらで説明しています。
またこの材料を簡単に入手したい人向けの
サービスも実施しています。
1日以内にSUS社製商品のお見積りを
提出しています。
ホームセンターで入手できない部品も
こちらだと簡単に入手できます。
これまでのサポート事例はこちら。
「サポート事例集」
詳しくアルミフレームやアルミパイプを
知りたい方は動画で実物を使った説明や
DIYしている様子を見ることができます。
テラス屋根の制作事例です。
アルミパイプやアルミフレームなど
様々な仕様のテラス屋根を作っています。
テラス屋根 を新たにアルミフレームとポリカ板でDIYしました。見た目に手作り感がなくキレイな屋根で幅2.5m、奥行き1.0mとなっています。アルミフレームで傾斜を付けており、強度もしっかりしています。目隠しパネルや物干し竿を付けたり、サンルームにしたりと様々な応用が可能です。
玄関に十分な屋根がなく自転車が濡れてしまうので、後付けで屋根をDIYしました。黒塗装アルミフレームとポリカ板を使った屋根でシンプルな外観に仕上がりました。屋根のサイズは約1.5×2.0mで壁に直接固定しており柱がないのでスッキリしています。
宮崎県に住むSさんは勝手口に洗濯物を干されますが、火山灰に悩まされていました。さらに隣が空き地のため道路から視線を遮るものがありません。そこで勝手口に屋根を目隠し壁をDIYしました。材料はアルミパイプと波板を使い、独立基礎を作って固定しています。今ではとても快適に安心して洗濯をされています。
アルミフレームとポリカ板を使って幅4mの屋根をDIYしました。乳白色ポリカ板とフレームがとてもよくマッチして見た目はもはやメーカ品!奥行きが1mもありますが、柱や基礎は使わずに壁に直接固定しています。玄関屋根の拡張や勝手口の屋根など幅広く応用できるDIYです。
木製のテラス屋根が古くなったためアルミパイプと波板を使ってテラス屋根を共同DIYしました。幅3m、奥行き8m、高さ3mのテラス屋根で地面には芝生、壁は緑で目隠しをした隠れ家的な空間です。私も欲しいと思うほどの快適空間が実現。初めてアルミパイプを扱う方ですが、立派なテラス屋根を作られています。
扉を開けるとそこは雨・・・(涙)そんな状況を克服するために勝手口に幅5m、高さ2.5mの屋根をアルミパイプで共同DIYしました。隣家までの距離が0.6mしかありませんが、屋根があることでゴミ箱など置ける便利なスペースに早変わり。土日で完成するくらいの誰でもできる内容となっています。