カーポートサイドパネル をアルミフレームを使って自作DIYする方法や費用を紹介します。

1.はじめに

カーポートサイドパネル をアルミフレームで

製作する方法を紹介します。

最近のオンライン共同DIYで最も相談が多く

毎月2,3件ほど一緒に制作しています。

好きな形状に設計できて、難しい加工はなく

届いた部品を組み立てるだけで作れます。

この辺りが好まれる理由となっています。

雨の日に車へ昇降する際、

びしょ濡れになったことはありませんか?

風が強く雨が斜めに降っていると大変です。

カーポートが広く余裕があれば大丈夫ですが、

屋根だけだと結構濡れる事があります。

そんな時におススメなのがサイドパネルです。

斜めから降る雨に濡れることがなく

外からの視線も遮ることができます。

しかし業者に依頼するとサイズによっては

30万円以上も請求されることがあります。

しかも既製品なのでサイズや種類を自由に

選ぶこともできません。

ここではカーポートサイドパネルを

DIY自作する方法を紹介します。

自分で作ることで次のメリットが得られます。

・好きな形状、サイズで作れる

・パネル種類や取付方法を選べる

・材料費のみで作れる

特に費用面は作業費用が不要になるので

業者依頼に比べて1/2程度の費用で済みます。

ここではアルミフレームやパイプ(G-fun)を

使ったDIYを紹介していますが、

LINK YOUR DESIGNという

オンライン共同DIYも行なっています。

これはアルミフレームやパイプのDIY

一緒に協力しながら行う活動です。

アルミフレームやパイプはとても便利な材料で

木材にはない優れた特性がありますが、

普段身近にないため使い方がわからない

という欠点があります。

そこでアルミフレームやパイプの使い方や選定、

設計などをアドバイスしながら初めての人でも

安心してDIYできるようにするものです。

この材料の包括的な内容はこちらの記事で

詳しく紹介しています。


(アルミフレーム、G-funでDIYしよう)

アルミフレーム やG-fun使ってDIYしたい人は必見!初心者でもわかるように基本知識から動画による部品紹介や作業方法の説明、ホームセンターや通販での購入方法まで解説しています。毎年100件近くのDIYをしているため製作事例も豊富にそろえています。きっとあなたが作りたいものが見つかりますよ。


フレームDIYラボを詳しく知りたい場合は

プロフィールや活動内容、実績など

こちらから見ることができます。


(フレームDIYラボとは?)

フレームDIYラボのプロフィールや活動内容、実績などを紹介しています。2016年10月からスタートし、当初は自分で作ったものを紹介するサイトでした。しかしアルミを使ったDIYの需要が多く、今ではオンラインによる共同DIY活動がメインです。アルミフレームやパイプに興味がある方は是非ご覧ください。





2. カーポートサイドパネル の種類

ここでで使用する材料はアルミフレームです。

アルミフレームは企業や工場などでは

一般的によく使われる材料ですが、

家庭DIYで見ることはあまりありません。

アルミは錆びずに強度もあるため

大変使い勝手の良い材料です。


(アルミフレームの種類)

 アルミフレームは断面サイズで分類されており、(15×15mm)から(100×100mm)まで幅広いラインナップとなっています。断面形状も正方形だけでなく、長方形もあります。そのため用途に応じて使い分けが可能で、例えばカーポートから小さな棚まで幅広いDIYに適応できます。フレームサイズと一緒にブラケットなどの部品もそのサイズ専用となるので注意が必要です。


通常はフレームサイズ30mmを使用します。

サイドパネルはカーポート柱に固定しますが、

柱ピッチが広い場合は新たに柱を追加する

こともできます。

サイドパネルにはバリエーションがあります。

材料はアルミフレームパネル材です。

いずれも種類があり、その組み合わせや

取付方法で見た目が異なります。

2.1 アルミフレームの色

シルバーブラックの2種類があります。

いずれもアルマイト処理という錆にくい処理が

施されています。

パネル色やカーポートの雰囲気に合わせて

選ぶことができます。

費用面ではブラックの方が2割程度割高です。

2.2 アルミフレームの種類

アルミフレームは表面に溝が施されています。

これは部品を取り付けるためのものですが、

見た目があまり良くありません。

また汚れが溜まりやすい欠点もあります。

この溝がないフレームも用意されています。

例えば部品が取り付く面だけ溝ありにして、

残りは全て溝なしにすることもできます。

溝がないフレームは若干コストアップします。

2.3 パネル材の種類

パネル材にはポリカ板アクリル板

アルミ複合板などがあります。

大半はポリカ板かアルミ複合板が使われます。

ポリカは住友ベークライト製ポリカエース

使用しています。

ポリカには次の特長があり、サイドパネルの

材料にはピッタリです。

・高い耐衝撃性

・広範囲の温度で使用可能

・透明性

・耐候性

透明やブラウン、グレーなど色に加えて

表面マット処理や熱線カット処理など

複数の種類から選べます。

ポリカ板の最大サイズは1.0×3.3mです。

厚みは2、3、5mmあたりが一般的です。

サイドパネル幅が広い場合はポリカ板を

複数枚並べて固定します。

パネルサンプルはこの記事で紹介しています。


(取り扱う樹脂パネルの紹介)

 アルミフレームは樹脂パネルを取り付けやすいためサンルームや小屋などで使用したいという相談を多く受けます。そこでコストを抑えるために他の樹脂メーカから購入してネット通販よりも安く手に入れるようにしています。大手メーカ製なので色や表面仕上がりなど多くの種類があります。


アルミ複合板とはポリエチレン樹脂を

薄いアルミ板でサンドイッチしたモノです。

アルミ複合板には次の特長があります。

・耐衝撃性

・温度変化に対する安定性

・軽量性

・低コスト

身近なところでは看板や店舗POP、建材や

内装材などにも使用されています。

こちらで用意できるカラーは

アイボリー、ブラック、シルバーの3色です。

最大サイズは1×2mで厚みが3mmです。

彩光を取り入れたい時はポリカ板、

コストを抑える時はアルミ複合板など

予算や用途に合わせて選べます。

2.4 パネル材の取付方法

パネル材は取付方法も2通りあります。

1つ目は”外貼り”でフレームの上から

パネルを重ねてボルトで固定する方法です。

ボルトを通す穴あけ加工が必要ですが、

取付は簡単でフレームを組み立てた後でも

取り付けできます。

この動画ではポリカ板を外貼りする様子を

見ることができます。

2つ目は”はめ込み”でパッキンを使って

パネルをフレーム溝にはめ込む方法です。

フレーム接合部とパネルが一部干渉するため

パネル板の四隅を切り欠く必要があります。

フレーム組立時にパネルも一緒にはめ込むため

後からパネルを取り付けることができません。

見た目的には”はめ込み”がキレイですが、

組立やパネル加工の手間がかかり

費用も割高になることがあります。

2.5 その他

サイドパネルはカーポート柱に固定しますが、

柱が敷地に対して斜めの場合があります。

そのような時はサイドパネルを角度を付けて

取り付けて敷地と並行にすることも可能です。

カーポート柱から少し離して取り付けたり

柱と柱の間にはめ込むような取付もできます。

さらに扉や物干し竿なども作れます。

またカーポート柱間が広いとサイドパネルの

固定が弱く揺れやすくなります。

その場合はアンカーボルトを使って

新たに柱を追加する部品もあります。

柱とアルミフレームはビスで固定しますが、

柱の厚みが薄いとたわんでしまいます。

そのようなときはインプルナットを使うと

取り付けることができます。

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3. カーポートサイドパネル 制作事例

これまで制作したカーポートサイドパネルの

事例を紹介します。

3.1 アルミ複合板(はめ込み)

群馬県のMさんと一緒に制作した事例です。

アルミフレームとアルミ複合板を使って

はめ込み式で制作しました。

横幅約7m、高さ約1.2mです。

アルミフレーム部材をこちらで用意して

アルミ複合板はMさんが直接調達されました。

アルミフレームは最長4mなので、

1本のフレームでは7mを作れません。

7mを作るためには2本のフレームを

ジョイント部品を使って延長しました。

またはめ込み式の場合はフレームどうしの

連結部品によってパネルの切り欠き加工が

変わります。

そんな細かな点も図面を制作することで

スムーズに作業できるようにサポートします。

こちらは動画で製作過程を見ることができます。

詳しくはこの記事で紹介しています。


カーポートにサイドパネルを後付けDIY!

カーポートサイドパネル をアルミフレームとアルミ複合板を使って自作DIYしました。幅6.9m、高さ1.2mのサイドパネルで横からの雨や視界を遮ってくれます。カーポート柱に固定するだけで設置できるので簡単です。サイズは自由に変更できるので欲しい部分だけを狙ってパネルを取り付けることもできます。


3.2 ポリカ板(外貼り)

長野県のKさんと一緒に制作した事例です。

アルミフレームとポリカ板を使って

外貼り式で制作しました。

全ての部材をこちらで用意しました。

横幅約8m、高さ約1mです。

サイドパネルをカーポート柱に直接固定すると

ブロック塀と斜めになってしまいます。

そこでブロック塀と並行に設置するため

角度を付けた状態でカーポート柱に

サイドパネルを固定しています。

アルミフレームには角度を調整したり、

フレームを延長する部品などそろっています。

詳しい内容は下記の記事で紹介しています。

初めてアルミフレームを使われたKさんの

感想なども紹介しています。


(カーポートサイドパネルをアルミフレームでDIYしよう)

カーポートサイドパネルをアルミフレームとポリカ板でDIYしました。既存カーポートにとてもよくマッチしており、手作り感がありません。初めてアルミフレームを使った人が作ったものには見えません。高さ100cm幅810cmと広いサイドパネルが自分で作れるようになりますよ。


3.3 波板トタン(外張り)

広島県のAさんと一緒に制作した事例です。

アルミフレームと波板トタンを使って

外貼り式で制作しました。

アルミフレーム部材をこちらで用意して

波板トタンはご自身で調達されました。

こちらは住宅との隙間カバーや裏側に

向かう扉なども一緒に作りました。

3.4 ポリカ波板

山口県のOさんと一緒に制作した事例です。

これまでアルミフレームやポリカ板を

紹介しましたが、ここではアルミパイプ

波板を使用しました。

幅8m、高さ1.5mのサイドパネルです。

アルミ材料にはフレームの他にパイプなども

あります。

波板は見た目があまりよくありませんが、

費用を抑えて作ることができます。

アルミパイプもフレームに比べて3割ほど

安いので全体として半額程度で作れます。

詳しい内容はこの記事で紹介しています。


(8mのカーポートに雨よけ壁とDIY)

山口県に住むOさんの自宅カーポートは8mと長いものの、横壁がないため雨が降り込んできます。また通行人からも部屋の様子が丸見えです。そこで雨よけと目隠しを兼ねた壁をアルミパイプと波板でDIYしました。カーポートに新たな柱を追加して波板を取付けたので強度も十分です。


4. カーポートサイドパネル の費用

1×2mのサイドパネルを制作した際の費用を

比較してみました。

他の組み合わせもありますが、

ある程度参考になるかと思います。

(サイドパネル内容)

・アルミフレーム 30mmサイズ

・ポリカ板 2mm厚(3mm厚 +5,000円)

・アルミ複合板 3mm厚

(自分で穴あけや切り欠き加工を行います。

 メーカに依頼する場合は要見積もり)

・カーポート柱への固定部品は含まず

4.1 はめ込み式(1×2m)

(フレーム+複合板)    3.2万円

(フレーム+ポリカ板)   3.8万円

(黒フレーム+複合板)   3.7万円

(フレーム溝なし+複合板) 3.2万円

4.2 外貼り式(1×2m)

(フレーム+複合板)    2.9万円

(フレーム+ポリカ板)   3.6万円

(黒フレーム+ポリカ板)  4.1万円

ポリカ板の種類やサイズ、カーポート柱への

取付方法によって費用は多少前後します。

アルミフレームやG-funは個人で購入できます。

いくつか購入方法があるので、自分に合った

方法をお選びください。


(アルミフレームやG-funはどこで購入できる?)

メルカリやラクマ、YahooフリマなどでアルミフレームやG-funを手軽に購入する方法を紹介します。ホームセンターやオンラインショップにない部品でもSUS製部品であれば全て購入できます。フレーム材も1mm単位で購入できるので大変便利ですよ


5. さいごに

カーポートサイドパネル の種類と費用を

まとめてみました。

サイドパネル製作は難しくありませんが、

カーポート柱への取付が場合によって

困難なこともあります。

そのような場合は取付方法を先に検討して

サイドパネルの仕様を合わせます。

この動画は屋根製作ですが、基本的な作業は

同じなのでイメージがつかめると思います。

さいごにサイドパネルを取り付ける際に

建築基準法に抵触するケースもあります。

気になる場合はカーポート施工業者や

住宅メーカに一度ご確認ください。

カーポートサイドパネルがあることで

雨はもちろん、隣家や通行人の視線から

プライバシーを守ることもできます。

木材では難しい内容ですが、

アルミを使えば簡単に作ることができます。

製作事例はこちらから見れます。


(アルミフレームとポリカ板でサイドパネルを作ろう)

アルミフレームとポリカ板を使って既存カーポートにサイドパネルをDIYしました。高さ約1m、幅約3mのサイズで雨や風が入り込むことはありません。ポリカ板にマット処理をしているので外から中の様子が見えずにプライバシーも確保できます。初めて使う材料でしたが、約6時間で完成しました。

(サイクルポートにサイドパネルをDIYしよう)

サイクルポート雨避けパネルをアルミフレームとポリカ板で後付けDIYしました。既存サイクルポートに0.8×2.5mサイズのパネルを取り付ければ雨に濡れることもありません。見た目もオシャレなので手作り感がなく、木材に比べて長持ちします。CADで設計するため取付方法も事前に検討できます。

(カーポート サイドカバーをアルミフレームでDIY)

カーポート サイドカバー をアルミフレームとアクリル板を使ってDIYしました。ガレージの開口部で採光をとりつつ、風や雨の侵入を防ぎます。アルミ製なので耐候性に優れて、しかもオシャレな雰囲気に仕上がっています。アルミフレームはポリカやアクリル板と相性がいいので簡単に組み合わせてDIYができました。

(住宅とカーポートの隙間を塞いで雪の侵入を防ぐ)

自宅の壁とカーポートの間に幅3.5m、高さ250mmの隙間があります。冬になるとこの隙間から雪が降り込んできてガレージの中に積雪してしまいます。そこでこの隙間を塞ぐカバーをアルミパイプと中空ポリカでDIYしました。とてもシンプルな方法ですが、しっかり隙間を塞げるDIYです。

(カーポートと既設屋根の間に屋根をDIY)

カーポートと既設屋根の間に隙間があり、雨で濡れてしまいます。そこでアルミパイプを使って屋根を新たに追加することになりました。しかしカーポートと既設屋根は高さが異なるため斜めになってしまいます。このような場所でもアルミパイプであれば簡単に作ることができます。

(火山灰に負けない!勝手口に屋根と壁をDIY)

宮崎県に住むSさんは勝手口に洗濯物を干されますが、火山灰に悩まされていました。さらに隣が空き地のため道路から視線を遮るものがありません。そこで勝手口に屋根を目隠し壁をDIYしました。材料はアルミパイプと波板を使い、独立基礎を作って固定しています。今ではとても快適に安心して洗濯をされています。


ちょっとした工夫ですが、アイディア次第で

できなかったことができるようになります。

もし興味がある方はぜひ作ってみてください。

気になる事があれば問い合わせフォームより

御連絡いただければと思います。

お問い合わせ

DIYがとても身近に感じられ、

理想なモノを手に入りますよ。

もしカーポートサイドパネルが欲しい方は

是非検討してみて下さい。





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まず設計や構想は御自分で考えて

欲しいものをイメージしてください。

もし自分で加工から組み立てまでされる方は

必要に応じてアドバイスを致しますし、

手間な部品手配や加工をしたくない方は

こちらで設計して組み立てる状態の部品を

お送りすることもできます。

初めて使う材料で不安な方も安心して

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気に入った物が見つからない場合は

試してみては如何でしょうか?

詳しいサポート内容や進め方は

こちらで説明しています。

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提出しています。

ホームセンターで入手できない部品も

こちらだと簡単に入手できます。

 「フレームラボショップ

これまでのサポート事例はこちら。

 「サポート事例集

詳しくアルミフレームやアルミパイプを

知りたい方は動画で実物を使った説明や

DIYしている様子を見ることができます。

フレームキャンパス


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コメント

  1. 久保山様 より:

    はじめまして。YouTubeを見て問い合わせさせていただきました。自宅のカーポートのサイドパネルをアルミフレームを使って制作したいと思い相談させていただきました。サイドパネルのサイズとしては幅が8660㎜で高さが片側2300㎜のもう片側が2100㎜になります。カーポート本体の足は先端から1200㎜に1本目、そこから2300㎜ピッチで2本目、3本目と有り足の太さは100㎜の角、材質は表面はアルミで中に鉄の角パイプが入っている二重構造になります。

    • ma10 より:

      はじめまして。
      この度はご視聴いただき、ありがとうございます。

      アルミフレームはサイドパネルの材料にピッタリですよ。
      自分で好きなサイズに作れてパネル材の取付も簡単です。

      検討するにあたり、現地の様子やスケッチなどが必要となりますので
      メールにてご連絡致しますね。

      フレームDIYラボ