１． はじめに
組立式サッカーゴール をアルミフレームで
製作しました。
高さ約2.4m、幅7.2mのサッカーゴールが
車で運べます。
ここではアルミフレームやアルミパイプを
使ったDIYを紹介していますが、
オンライン共同DIYも行なっています。
これはアルミフレームやパイプのDIYを
一緒に協力しながら行う活動です。
アルミフレームやパイプはとても便利な材料で
木材にはない優れた特性がありますが、
普段身近にないため使い方がわからない
という欠点があります。
そこでアルミフレームやパイプの使い方や選定、
設計などをアドバイスしながら初めての人でも
安心してDIYできるようにするものです。
これまでの共同DIY事例はこちらで見れます。
アルミパイプやアルミフレームを使いたいという方とオンラインで一緒にDIYを行っています。これらの材料はとても便利ですが入手性の悪さからあまり知られていません。部品選定や使い方、加工、組立方法など初めての人はわかりにくいです。そこでオンラインDIYでは誰もが扱えるようにサポートしています。
フレームDIYラボを詳しく知りたい場合は
プロフィールや活動内容、実績など
こちらから見ることができます。
フレームDIYラボのプロフィールや活動内容、実績などを紹介しています。2016年10月からスタートし、当初は自分で作ったものを紹介するサイトでした。しかしアルミを使ったDIYの需要が多く、今ではオンラインによる共同DIY活動がメインです。アルミフレームやパイプに興味がある方は是非ご覧ください。
今回は神奈川県川崎市でサッカークラブを
運営されているOさんと製作しました。
一般用サッカーゴールサイズですが、
最も長い部品でも1.5mしかないので
分解すれば車で運搬することができます。
今ではこのゴールを2台製作されて
サッカーを楽しまれてます。
今回はこのサッカーゴールを紹介します。
2. 相談内容
こちらはOさんからいただいた相談内容です。
神奈川県川崎市でサッカークラブを
運営しておりますOと申します。
サッカーゴールのDIYを拝見いたしました。
ブログであったゴールのサイズよりも大きい
「横7.32m×高さ2.44m」の大人用ゴールと
「横5m×高さ2m」、あとはミニゴールも
作成できればと思っております。
以前、ジュニア向け組立式サッカーゴールを
アルミパイプでDIYしました。
その他に組立式バスケットゴールも作っており
これらの記事を見てご連絡いただきました。
アルミパイプでジュニア用サッカーゴールをDIYしました。持ち運べる分解式のゴールで乗用車に載せることができます。しかも同じ部品で①2.15×5mのサッカーゴール、②1×2mのミニゴール2台を作ることができます。シュート練習やミニゲーム形式の練習など色んな練習に合わせて利用できます。
アルミパイプを使って分解して運べるバスケットゴールをDIYしました。ゴール高さは305cmと公式サイズです。これを分解するとゴルフのキャディバックに収まります。マンションやアパートの方もこのゴールを持って近くの公園でいつでもフリースローの練習ができます。
Oさんはサッカーチームを運営されており
既に構想をイメージされていました。
この図を元に材料や組み立て方を考えて
一緒にサッカーゴール製作します。
3. 組立式サッカーゴール
3.1 組立式サッカーゴール 材料
材料はアルミフレームです。
アルミフレームは企業や工場などでは
一般的によく使われる材料ですが、
家庭DIYで見ることはあまりありません。
金属のアルミで出来ており錆びずに
強度もあるため使い勝手の良い材料です。
アルミフレームは断面サイズで分類されており、（15×15mm）から（100×100mm）まで幅広いラインナップとなっています。断面形状も正方形だけでなく、長方形もあります。そのため用途に応じて使い分けが可能で、例えばカーポートから小さな棚まで幅広いDIYに適応できます。
サッカーゴールの幅は7m以上もあるため
そのままでは車で運搬できません。
そこでフレームを分割して使用する時だけ
連結できるようにします。
そのような際に便利なのがジョイントバーです。
この部品を使ってサッカーゴールを製作します。
3.2 組立式サッカーゴール 設計
アルミフレームを使ってDIYする場合、
専用の3D CADソフトが利用できます。
このソフトはメーカから無料で提供されており、
誰でも自由に利用することができます。
インストール方法や簡単な使い方は
こちらの記事で紹介しています。
アルミフレームやアルミパイプには専用の3D CADが無料で提供されています。そのためこれを使えば作る前に色んな角度から見ることが可能となり、設計ミスが少なくなります。さらに部品の長さや種類、数なども自動で計算してくれるので部品手配ミスや加工ミスも低減することができます。
こちらが一緒に設計したサッカーゴールです。
フレームサイズは40mmを使用しました。
サイズは高さ約2.4m、幅7.2mもありますが、
1.5mのフレームに分解できます。
フレームどうしの連結にはジョイントバーを
使用しています。
幅7m以上もあると自重だけでたわむので、
ゴール裏に斜めの補強フレームを入れます。
このサッカーゴールの総重量は約70kgです。
このサイズと重量であれば車で持ち運ぶことが
できますね。
3.3 組立式サッカーゴール 組立
設計が終われば部品を手配します。
事前にCADで設計しておけばメーカーで
指定の長さにフレームをカットします。
そのため部品を組み立てるだけで作れます。
しかも大量の材料でも送料無料で自宅まで
メーカーが送ってくれるので有難いです。
フレームは指定長さにカットされているので、
組み立てるだけで作ることができます。
アルミフレームの組立作業は六角レンチで
ボルトを締めるだけの簡単な作業です。
フレームはブラケット部品で連結しますが、
位置ずれしないように工夫されています。
そのため初めて使う人でも安心です。
アルミフレームはブラケットと呼ばれる部品で連結されます。ブラケットはボルトを専用ナットと締め付けることでアルミフレームに固定されます。フレームどうしを直角に連結することが多いですが、別の角度に固定するブラケットもあります。ブラケットは使い方によって連結強度が変わるので注意が必要です。
ただOさんは初めて使用されるので、
使用する部品の位置が分かりません。
そこで私の方で組立図を作ってお渡しします。
これを見ると部品の使用箇所が分かるので
間違えることがありません。
当然、作業の途中で困ったことがあれば
その都度対応しています。
そして完成したサッカーゴールがこちらです。
一般サッカーゴールはさすがに大きいですね。
分解すれば車で持ち運ぶことができます。
幅が7m以上あるため少しはたわみますが、
想像よりもしっかりしてたとの事でした。
今ではこのゴールを2台制作されて
サッカーの練習をされています。
これで広いスペースさえ確保できれば、
どこでもサッカーができるようになりますね。
このゴールの費用は198,000円でした。
4. さいごに
アルミフレームで組立式サッカーゴールを
製作しました。
一般サイズが車で運搬できるようになるので、
いろんなシーンで利用することができます。
実際に川崎市のサッカーチームでは
このゴールが使われています。
今回は運搬サイズや重量の制限があったため、
40mmサイズのフレームを使用しましたが、
さらに強い45mmのフレームも使えます。
このサッカーゴールがあれば練習できる
グラウンドの選択肢も増えると思います。
常設ゴールがなくてもグランドさえあれば
どこでもサッカーをすることができます。
また今回は乗用車での運搬を想定しており
最長1.5mという制約で製作しましたが、
トラックで運搬する場合は接続箇所を
減らして製作することもできます。
そうすれば強度もアップし組立時間も
短縮できるのでより使いやすくなります。
このようにアルミフレームは自分で設計して
欲しいモノを作ることができるので
大変便利な材料です。
もしこのような持ち運べるサッカーゴールが
欲しい方はぜひ作ってみてください。
アルミフレームやパイプを使ったDIYを
一緒にしてみませんか？
DIYする時間や工具がない
普段DIYをしないので自信がない
そんな方にも安心で手間がかからず
欲しい物が手に入るオンライン共同DIYです。
一人で考えるよりも複数人で考えた方が
よりいいアイデアも生まれます。
まず設計や構想は御自分で考えて
欲しいものをイメージしてください。
もし自分で加工から組み立てまでされる方は
必要に応じてアドバイスを致しますし、
手間な部品手配や加工をしたくない方は
こちらで設計して組み立てる状態の部品を
お送りすることもできます。
初めて使う材料で不安な方も安心して
チャレンジすることができますよ。
気に入った物が見つからない場合は
試してみては如何でしょうか？
詳しいサポート内容や進め方は
こちらで説明しています。
またこの材料を簡単に入手したい人向けの
サービスも実施しています。
1日以内にSUS社製商品のお見積りを
提出しています。
ホームセンターで入手できない部品も
こちらだと簡単に入手できます。
これまでのサポート事例はこちら。
「サポート事例集」
より詳しくアルミフレームやアルミパイプを
知りたい方は動画で実物を使った説明や
DIYしている様子を見ることができます。