1. はじめに
マルシェ やイベントで簡単に組立できる
展示販売ブース をアルミパイプを使って
DIYしました。
屋根やテーブル付の本格的な展示ブースで
組立、分解はたった15分ほどです。
好きなレイアウトやデザインを作れます。
ここではアルミフレームやアルミパイプを
使ったDIYを紹介していますが、
オンライン共同DIYも行なっています。
これはアルミフレームやパイプのDIYを
一緒に協力しながら行う活動です。
アルミフレームやパイプはとても便利な材料で
木材にはない優れた特性がありますが、
普段身近にないため使い方がわからない
という欠点があります。
そこでアルミフレームやパイプの使い方や選定、
設計などをアドバイスしながら初めての人でも
安心してDIYできるようにするものです。
これまでの共同DIY事例はこちらで見れます。
アルミパイプやアルミフレームを使いたい人とオンラインで一緒にDIYを行っています。初めての人でも安心して使えるように部品選定や設計、組立方法などサポートしています。一緒に協力することで一人では作れなかったものも作れるようになり、DIYがもっと身近なものになります。
フレームDIYラボを詳しく知りたい場合は
プロフィールや活動内容、実績など
こちらから見ることができます。
フレームDIYラボのプロフィールや活動内容、実績などを紹介しています。2016年10月からスタートし、当初は自分で作ったものを紹介するサイトでした。しかしアルミを使ったDIYの需要が多く、今ではオンラインによる共同DIY活動がメインです。アルミフレームやパイプに興味がある方は是非ご覧ください。
今回は愛知県在住のNさんと一緒に
展示販売ブースをDIYしました。
Nさんは生姜シロップの製造、販売を行う
”TEMTASO
マルシェでイベント出店する機会が多く、
そこで使う展示販売ブースをDIYします。
こちらが一緒に作った展示販売ブースです。
幅、奥行きは0.9m、高さは2mです。
雨が降った時を考え屋根をつけました。
お客さんと接したり商品展示として使える
テーブルもあります。
両サイドの上側は窓になっており、
角度を自由に調整できます。
日差しが強い日は日除けに利用できます。
機能を持った本格的なブースですが、
組立分解にかかる時間は約15分です。
しかも六角レンチのみで組立できます。
今回はこの展示販売ブースを紹介します。
2. Nさんの相談内容
Nさんからいただいた相談内容です。
当製造所ではマルシェ等のイベント出店も
行っております。
その際に使用可能な屋台を検討しており、
マッティ様のサイ
木材を使用した屋台は多くあるものの、
金属を使った物はまだまだ
オリジナル感のある物が作れるのではと
考えておりま
以前、アクセサリー展示販売ブースを
共同DIYしたことがあり、
ご連絡をいただきました。
アクセサリを制作、販売されているAqua dropsさんと一緒にイベント用展示販売ブースをアルミパイプでDIYしました。黒塗装のパイプを使うことで落ち着いた雰囲気にできました。持ち運びも簡単で組立、分解も簡単でブースエリア面積に合わせて形を変えることもできます。
Nさんのジンジャーシロップです。
3種類ありどれもテイストが異なるため
色んな楽しみ方ができます。
炭酸やお酒で割って飲んだり、
紅茶やホットでも美味しく楽しめます。
また料理にもよく合いましたね。
このシロップはこちらで購入できます。
今回はこのシロップを販売するための
イベント用展示販売ブースを作ります。
Nさんの構想はこんな感じでした。
使用目的:屋内外マルシェ用の屋台
費用 :3万円程度(税込)
サイズ :W1.5×D1.5×H2.0m
形状 :電話ボックスのような形状
(自家用車で持ち運びが可能)
このように形や寸法を教えてもらえれば、
こちらでたたき台を作ることができます。
展示販売ブースで重要な事は組立分解を
簡単にすることです。
ブースは分解して持ち運ぶため、
運搬しやすいサイズでかつ組立分解が
簡単なことが望まれます。
3. マルシェ 展示販売ブースDIY
3.1 マルシェ 展示販売ブースDIY材料
使用する材料はアルミパイプ(G-fun)です。
アルミパイプは雨に濡れてもサビないので
屋外のDIYに最適です。
イレクターパイプと似ていますが、
全く異なる特徴があります。
家庭DIYで利用する金属パイプにイレクターパイプがあります。アルミパイプも同様な用途で利用できますが、イレクターパイプよりも優れた特徴がいくつもあります。ここではイレクターパイプとの比較やアルミパイプの種類について、詳しく紹介しています。
ポイントは組立作業が簡単な点です。
六角レンチだけで組立分解ができます。
それとコネクタの種類が豊富なので
今回のブースにはピッタリです。
アルミパイプは種類も豊富で
用途に合わせて選べます。
特に黒塗装は仕上がりがカッコいいので
オススメです。
今回は直径28mmの標準パイプを
使用する事にしました。
3.2 マルシェ 展示販売ブースDIY設計
アルミパイプを使ってDIYする場合、
専用の3D CADソフトが利用できます。
このソフトはメーカから無料で提供されており、
誰でも自由に利用することができます。
インストール方法や簡単な使い方は
こちらの記事で紹介しています。
アルミフレームやアルミパイプには専用の3D CADが無料で提供されています。そのためこれを使えば作る前に色んな角度から見ることが可能となり、設計ミスが少なくなります。さらに部品の長さや種類、数なども自動で計算してくれるので部品手配ミスや加工ミスも低減することができます。
こちらがNさんと考えた設計図です。
DIYでは自分が望む形や寸法通りに
作る事ができます。
イベント会場に合わせてレイアウトや
サイズを変更できるようにすることも
設計次第では可能です。
CADの詳細は動画で見れます。
図面にはパネルが取り付いていませんが、
実際はブース下側や屋根が取りつきます。
展示販売ブースのポイントは次の通りです。
①ブースに屋根を作る
屋外で出店することもあるので
ブースには屋根を作ります。
屋根の枠組みをパイプで作り、
そこに波板を取り付けます。
②左右に窓を作る
ブース左右の上部には小さな窓を作り、
好きな角度で開閉できるようにします。
角度を調整できるコネクタを使います。
③パイプは1.5m以下にする
ブースは持ち運ぶためにパイプの
長さを1.5m以下にする必要があります。
パイプどうしを接続、延長する事で
2mのブース高さを実現しています。
元々、幅や奥行を1.5mにする話でしたが
パネル材のサイズを考慮して
910mmに変更しました。
高さは約2mになっています。
パイプ以外に波板やパネルを使いますが、
こちらはNさんに用意してもらいます。
共同DIYではお互いに協力し合って
部材を調達します。
3.3 マルシェ 展示販売ブースDIY組立
設計が終われば部品を手配します。
CADで設計しておけばメーカーで
指定の長さにパイプをカットします。
自分で加工する必要はありません。
しかも大量の材料でも送料無料です。
部品が届けばあとは組み立てるだけです。
アルミパイプの組立作業は六角レンチで
ボルトを締めるだけの簡単な作業です。
技術や経験、特殊な工具が不要なので
DIY初心者でも安心です。
こちらはパイプを組み立てた様子です。
パネル材や屋根がない仮組状態ですが、
図面通りの仕上がりですね。
こちらは実際に出店した時の様子です。
屋根や下パネル、テーブルもあります。
テーブルの上には商品やチラシなどが
置かれていて、受け渡しのスペースも
確保できています。
足元には道具など置いてますが
外から見えにくくなっています。
また風除けになり暖かいとの事でした。
コンパクトながら十分機能性を持った
展示販売ブースとなっています。
このブースは自分で設計できるので
扱う商品や出店するスペースなどに
合わせて作れますね。
ブース費用はパイプ材で約5万円です。
屋根やパネル材はNさんがご自身で
調達されたので分かりませんが
最終的には6万円ほどと思います。
4. さいごに
展示販売ブースをアルミパイプで
オンライン共同DIYしました。
自分で設計できるので欲しいサイズや
機能を取り入れたものとなっています。
しかも組立、分解時間は約15分です。
最も長い部品でも1.2mなので
持ち運びにも適しています。
アルミパイプは不燃材料なので
屋内イベントブースにも利用できます。
これからイベントに参加される方や
ブースをレンタルされている方で
自分だけのオリジナルブースが
欲しい人にはおススメですね。
DIYの知識や経験がなくても
オンライン共同DIYを利用すれば
自分の欲しいブースが手に入りますよ。
この記事が皆様の参考になれば幸いです。
アルミフレームやパイプを使ったDIYを
一緒にしてみませんか?
DIYする時間や工具がない
普段DIYをしないので自信がない
そんな方にも安心で手間がかからず
欲しい物が手に入るオンライン共同DIYです。
一人で考えるよりも複数人で考えた方が
よりいいアイデアも生まれます。
まず設計や構想は御自分で考えて
欲しいものをイメージしてください。
もし自分で加工から組み立てまでされる方は
必要に応じてアドバイスを致しますし、
手間な部品手配や加工をしたくない方は
こちらで設計して組み立てる状態の部品を
お送りすることもできます。
初めて使う材料で不安な方も安心して
チャレンジすることができますよ。
気に入った物が見つからない場合は
試してみては如何でしょうか?
詳しいサポート内容や進め方は
こちらで説明しています。
またこの材料を簡単に入手したい人向けの
サービスも実施しています。
1日以内にSUS社製商品のお見積りを
提出しています。
ホームセンターで入手できない部品も
こちらだと簡単に入手できます。
これまでのサポート事例はこちら。
「サポート事例集」
より詳しくアルミフレームやアルミパイプを
知りたい方は動画で実物を使った説明や
DIYしている様子を見ることができます。