1. はじめに
250インチシアタースクリーン を
アルミパイプでDIYしました。
幅約6m、高さ約4mのサイズで分解すれば
軽バンにも載せれるので持ち運びも楽です。
ここではアルミフレームやアルミパイプを
使ったDIYを紹介していますが、
オンライン共同DIYも行なっています。
これはアルミフレームやパイプのDIYを
一緒に協力しながら行う活動です。
アルミフレームやパイプはとても便利な材料で
木材にはない優れた特性がありますが、
普段身近にないため使い方がわからない
という欠点があります。
そこでアルミフレームやパイプの使い方や
設計などをアドバイスしながら初めての人も
安心してDIYできるようにするものです。
これまでの共同DIY事例はこちらで見れます。
アルミパイプやアルミフレームを使ってみたいという方と一緒に共同DIYを行っています。これらの材料はとても便利ですが入手性の悪さからあまり知られていません。そのため部品選定や使い方、加工、組立方法など初めての人はわかりにくいです。そこで共同DIYでは誰もが扱えるようにサポートしています。
フレームDIYラボを詳しく知りたい場合は
プロフィールや活動内容、実績など
こちらから見ることができます。
フレームDIYラボのプロフィールや活動内容、実績などを紹介しています。2016年10月からスタートし、当初は自分で作ったものを紹介するサイトでした。しかしアルミを使ったDIYの需要が多く、今ではオンラインによる共同DIY活動がメインです。アルミフレームやパイプに興味がある方は是非ご覧ください。
今回は神奈川県川崎市で活動されている
大師ONE博さんと一緒に共同DIYしました。
地元を盛り上げるため様々なイベントを
開催されており、そのお手伝いをしました。
こちらがイベントポスターです。
(既にイベントは終了しています)
このイベントではナイトシアターを開催され
大型シアターの枠組みを一緒に作りました。
六角レンチで簡単に組み立てる事ができ、
分解すればコンパクトに運搬できます。
またこのイベントを少しでも盛り上げるため
YouTubeそして仮想空間VRChatで
応援しています。
特にVRChatでの応援は初めての試みで
この様子はYouTubeから見ることができます。
2. 相談内容
こちらがいただいた相談内容です。
はじめまして。
当団体は、神奈川県川崎市の川崎大師エリアの
地域活性化に向けた
その活動の中でまちなかでのディスコや
シアター企画を行っており
団体HP https://daishi-onepark.com/
そのなかで屋外映画上映会で使用できる
スクリーンの調達を検討し
フレームDIYラボ様のyoutubeを
メールをさせていただきました。
以前、ホームシアター用のスクリーン架台を
アルミパイプでDIYしたことがあります。
これと同じイメージになりそうです。
アルミパイプを使って天井から吊るすホームシアター用のスクリーンを共同DIYしました。元々イレクターパイプを使われていましたが、スクリーンの重さに耐えきれず落ちてしまいます。そこで強度が高いアルミパイプで置き換えることでたわみを大きく改善したロールスクリーンが完成しました。
今回は250インチ大型スクリーン用枠組みで
しかもこれを軽バンで運べるサイズにします。
車載を考慮してパイプは最長2.9m程とします。
この長さ以下に収まるようにを設計します。
サイズは幅5,820mm、高さ4,300mmです。
かなり大きなサイズになりますね。
これを軽バンで運べる程度に分解し、
かつ組立作業が簡単になるように考えます。
3. 250インチシアタースクリーン DIY
3.1 250インチシアタースクリーン 材料
材料にアルミパイプを使用しました。
アルミパイプとはアルミ製のパイプ材料で
様々な形状が用意されています。
あまり知られていませんが、企業や工場では
すでに一般的に使用されています。
家庭DIYで利用する金属パイプにイレクターパイプがあります。アルミパイプも同様な用途で利用できますが、イレクターパイプよりも優れた特徴がいくつもあります。ここではイレクターパイプとの比較やアルミパイプの種類について、詳しく紹介しています。
アルミパイプには4種類のサイズがあります。
本来は直径53mmのパイプを使いたいです。
しかしこのサイズは部品が少なく
パイプ同士を延長するコネクターがありません。
1本もので作れるのであれば利用しますが、
今回は分解する必要があります。
そのため直径43mmのパイプを使用します。
以前サッカーゴールやクリスマスツリーを
同じ材料で作りましたが、
これと同じような方法となります。
アルミパイプでジュニア用サッカーゴールをDIYしました。持ち運べる分解式のゴールで乗用車に載せることができます。しかも同じ部品で①2.15×5mのサッカーゴール、②1×2mのミニゴール2台を作ることができます。シュート練習やミニゲーム形式の練習など色んな練習に合わせて利用できます。
3.2 250インチシアタースクリーン 設計
設計は専用の3D CADで行います。
メーカから提供されているCADで誰でも
自由に使用することができます。
部品の干渉や間違いも事前に確認できるので
大変便利です。
アルミフレームやアルミパイプには専用の3DCADが無料で提供されています。そのためこれを使えば作る前に色んな角度から見ることが可能となり、設計ミスが少なくなります。さらに部品の長さや種類、数なども自動で計算してくれるので部品手配ミスや加工ミスも低減することができます。
こちらがMさんと一緒に考えた設計図です。
分解しての持ち運びと組立やすさを考えて
パイプの長さを特に意識しています。
横幅5,820mm、高さ4,300mmです。
転倒防止として後方に2,400mm、
前方に1,100mmの足を出しています。
設計では最も長いパイプが2900mmです。
パイプどうしはジョイントコネクタを使って
連結延長しています。
さらにジョイント部分を補強するために
ダブルコネクタを取り付けます。
これだけのサイズだとかなり重く見えますが、
アルミ自体が軽く、これだけのサイズでも
総重量は70kgです。
運搬しやすいのですが、強風だ煽られると
転倒しやすくなります。
そこで杭や錘で枠組みを固定します。
今回は周囲の建物と固定して使用しました。
これで十分しっかりしていたとの事で
すぐに分解せずにこのまま設置するそうです。
ただやはり大きなものなので使用環境は
しっかり考慮する必要があります。
3.3 250インチシアタースクリーン 組立
CADで設計が終われば部品を手配します。
メーカでは必要長さに用意してくれるので
自分で切断や加工することはありません。
またどんなに長くても送料無料で配送して
くれるのでとても助かります。
アルミパイプの組立作業はとても簡単で
コネクタのボルトを締めるだけです。
しかも緩めると簡単に外れるので間違っても
何度もやり直せます。
そのため初めての人でも扱いやすい材料です。
アルミフレームやアルミパイプの組立ては六角ボルトを締めこむだけの簡単作業です。六角レンチ1本あれば全てを組み立てることができます。ウチの小学2年生の子供でもこの通り。誰が作っても同じように組みあがるので技術が要らず、初めての方やDIYしない人も安心して利用できます。
まずはスクリーン部を組み立てて、
それを起こして使用します。
六角レンチがあれば組立できるので、
複数人で作業を分担すれば速く完成します。
こちらが実際に組立てた様子です。
やはり250インチはかなり大きいですね。
迫力ある映像を見ることができます。
これだと沢山の人に見てもらえそうです。
併せてイベントの様子も紹介します。
こちらは夜の会場の雰囲気です。
お祭りの感じがあっていいですね。
こちらは実際に上映されている様子です。
今回は”バックトゥザフューチャー”でした。
日中の会場の様子です。
キッチンカーや子供が遊ぶスペースなども
用意されています。
また親子で楽しめる竹あかりワークショップも
行われていました。
竹あかりを作るためのテンプレートです。
子供達も頑張って竹に穴をあけていました。
完成した竹あかりです。
暗くなると竹にあけた穴から光が漏れて
幻想的な色になります。
残念ながら私は参加できませんでしたが、
家族で楽しめる内容でした。
大師ONE博さんは今後も色んなイベントを
開催されるので、是非参加してみて下さい。
4. さいごに
250インチの大型スクリーン枠組みを
アルミパイプでDIYしました。
私自身はイベント関係者ではありませんが、
お手伝いできてとても楽しかったです。
完成した250インチスクリーンは見応え十分で
多くの人達と楽しめるものです。
しかもこのスクリーンは六角レンチで分解して
軽バンで運搬できます。
総重量も70kgと軽くなっています。
また材質もアルミなので屋外で使用しても
錆びることはありません。
色んな場所でイベントする場合は
とても便利なスクリーンだと思います。
普段アルミ材を目にする機会は少ないですが、
とても便利な材料なのでホームシアターなど
興味がある方は是非使ってみて下さい。
また材料選定や設計、作り方などで
お困りの際はオンライン共同DIYを
ご利用ください。
年間100件ほどのDIYを日本全国の方と
一緒に行っており製作事例も豊富です。
初めてこの材料を使う方からの相談が多く、
自分の欲しい物を作り上げられています。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
アルミフレームやパイプを使ったDIYを
一緒にしてみませんか?
DIYする時間や工具がない
普段DIYをしないので自信がない
そんな方にも安心で手間がかからず
欲しい物が手に入るオンライン共同DIYです。
一人で考えるよりも複数人で考えた方が
よりいいアイデアも生まれます。
まず設計や構想は御自分で考えて
欲しいものをイメージしてください。
もし自分で加工から組み立てまでされる方は
必要に応じてアドバイスを致しますし、
手間な部品手配や加工をしたくない方は
こちらで設計して組み立てる状態の部品を
お送りすることもできます。
初めて使う材料で不安な方も安心して
チャレンジすることができますよ。
気に入った物が見つからない場合は
試してみては如何でしょうか?
詳しいサポート内容や進め方は
こちらで説明しています。
これまでのサポート事例はこちら。
「サポート事例集」
より詳しくアルミフレームやアルミパイプを
知りたい方は動画で実物を使った説明や
DIYしている様子を見ることができます。