1. はじめに
自転車置き場 をアルミパイプ、野地板、波板を
使っておしゃれに自作DIYしました。
とても簡単でどこでも作ることができます。
こちらが実際に作った自転車置き場です。
車庫と畑の間のスペースを利用しました。
パイプや波板、野地板を同じ色にすることで
全体の一体感が得られています。
奥に見えるフェンスと同じ材料を使うことで
周りの雰囲気と統一感が得られました。
幅が2.3m、奥行き約2m、高さ約2mです。
材料は黒塗装アルミパイプと野地板、波板を
使っています。
車庫側は直接壁にアルミパイプを固定し、
畑側は基礎を作って柱を立てています。
作業風景は動画で見る事ができるので、
興味がありましたらご覧下さい。
今回はこのDIYを紹介します。
2. 自転車置き場 をおしゃれに作ろう
前回作った目隠しフェンスのすぐ後に
今回は自転車置き場をつくります。
この場所は車庫と畑の間のスペースです。
そこにピッタリ収まるサイズで作ります。
目隠しフェンスを製作過程は動画見れます。
同じ材料を使うことで統一感が得られます。
車庫の壁にアルミパイプを固定して梁を作り
そこを基準にして反対側には柱を立てて
自転車置き場を作ります。
自転車置き場の屋根には波板を取り付け
側面には野地板を貼り付けます。
3. 自転車置き場 をおしゃれに製作
3.1 自転車置き場 材料
使用する材料はアルミパイプです。
家庭DIYではまだあまり知られていませんが、
企業などでは一般的に広く利用されています。
イレクターパイプと似ていますが、
全く異なる特徴があります。
家庭DIYで利用する金属パイプにイレクターパイプがあります。アルミパイプも同様な用途で利用できますが、イレクターパイプよりも優れた特徴がいくつもあります。ここではイレクターパイプとの比較やアルミパイプの種類について、詳しく紹介しています。
今回は黒塗装のアルミパイプを使います。
通常パイプより多少費用が高くなりますが、
見た目が全然良くなります。
雨が流れるように屋根には角度をつけます。
屋根の角度の付け方は2通りあります。
1つは柱の高さを変えて高低差を作り、
強引に斜めにする方法です。
この方法は安く簡単に傾斜を作れますが、
3°程度の緩やかな角度しか作れません。
もう1つは角度調整コネクタを使う方法です。
こちらは自由に角度を調整できますが、
費用が高くなります。
今回は後者の方法を採用しました。
アルミパイプはコネクタが用意されており、
目的に合わせて部品を選ぶことができます。
アルミパイプどうしを連結する部品がコネクタです。コネクタにはたくさんの種類があり、連結方向も直角、水平、クロスなど様々な用途に利用できるようになっています。またパイプに沿って動いたり、パイプを軸に回転したりという可動できるコネクタもあります。これを利用すればDIYの幅が広がりますよ。
3.2 自転車置き場 CAD設計
アルミパイプの設計は専用のCADソフトを
使っておこないます。
誰でも自由に使えるソフトとなっています。
アルミフレームやアルミパイプには専用の3D CADが無料で提供されています。そのためこれを使えば作る前に色んな角度から見ることが可能となり、設計ミスが少なくなります。さらに部品の長さや種類、数なども自動で計算してくれるので部品手配ミスや加工ミスも低減することができます。
こちらが今回設計したCAD図になります。
本来は波板や野地板がついていますが
これらをCAD上では書くことができません。
車庫側はフラットバー付きアルミパイプを
使って直接固定します。
フラットバー部分を車庫の壁に押し当てて
貫通穴を開けてボルトとナットで固定します。
アルミパイプは単なるパイプだけでなく、
色んな形のタイプが用意されています。
詳しくはこちらの動画で見ることができます。
壁のパイプに角度調整コネクタを取り付けて
屋根の下地となるパイプを取り付けます。
畑側はパイプで柱を立てて基礎で固定し、
梁を作って屋根下地パイプに連結します。
屋根材は波板を使って下地パイプに固定します。
1枚の波板の両端と中央の3ヶ所にパイプを
配置してビスで固定します。
これで自転車置き場の設計は終了です。
3.3 自転車置き場 組立
設計後は部品を調達して組み立てをします。
アルミパイプはメーカーで切断してくれるので
必要な長さで購入することができます。
長いパイプでも送料はメーカーが負担するため
大変有り難いです。
アルミパイプの組立は六角レンチを使って
ボルトを締める作業になります。
作業自体はとても簡単なので
初めて扱う人でもすぐに組み立てできます。
アルミフレームやアルミパイプの組立ては六角ボルトを締めこむだけの簡単作業です。六角レンチ1本あれば全てを組み立てることができます。ウチの小学2年生の子供でもこの通り。誰が作っても同じように組みあがるので技術が要らず、初めての方や普段DIYしない人も安心して利用できます。
まずは既存の車庫の壁にフラットバー付き
アルミパイプを固定します。
フラット部分に穴を開けてボルトを車庫に
貫通させてボルトとナットで固定します。
今回はフラットバー付きパイプを使いましたが、
サドルで固定する方法もあります。
これらもパイプと一緒に購入する事ができます。
次に壁に取り付けたフラットバー付きパイプに
屋根の下地パイプを取り付けます。
まずは基礎を作るため3本のみ取付けました。
畑側にはパイプで柱を立てます。
屋根や柱のレベルを水準器で確認、調整して
柱をコンクリートで固めます。
ここではコンクリートブロックを使って
独立基礎を作っています。
この基礎の作り方はこちらで紹介しています。
屋外で柵やテラス、ウッドデッキを作るときに独立基礎は欠かせません。ここではコンクリートブロックとモルタルで作る独立基礎を紹介します。セメントを使うと難しそうですがそんなことはありません。誰でも簡単に作れる方法で、しかもとても安く作ることができますよ。
次に屋根下地パイプを取付けて、その上に
波板を固定すれば完成です。
波板は屋根下地パイプに沿って配置しました。
アルミパイプと波板の山がちょうどはまるので
取付がとても簡単です。
こちらが完成した自転車置き場になります。
全体的に落ち着いた色で統一しました。
柱パイプに野地板も取り付けて雨が横から
入り込まないようにしています。
この作り方であれば好きなサイズで
自転車置き場を作れます。
屋根の角度は自由に調整できるので
積雪のある地域ではもっと角度をつけると
いいかもしれません。
今回は屋根材に波板を使えましたが
ポリカ板を使うこともできます。
G-funフレームとポリカ板を使って玄関横に自転車置き場を自作DIYしました。フラットバー付きアルミパイプを使ってその上にポリカ板を固定しています。ポリカ板を使ったことで見た目がスタイリッシュで玄関にもピッタリです。パイプへの板材固定は難しいですが、この方法は簡単に固定することができます。
作業日数は大人2人で約二日間かかりました。
費用はアルミパイプ材料が約3.5万円です。
余っていたスペースが自転車置き場に変わり
車庫に車を2台駐車できて満足です。
4. さいごに
自転車置き場DIYはいかがだったでしょうか?
自転車置き場はあまり市販品もなく
指定サイズなので自宅にぴったり合う
自転車置き場がなかなかありません。
そんな時はアルミパイプを使って
DIYされてみてはいかがでしょうか。
アルミパイプはコンクリートとの相性がよく
基礎も作りやすいです。
設計次第では屋根角度を自由に調整できます。
さらに屋外で雨に曝されても腐食やサビなく
耐久性にも優れます。
アルミパイプは形状や連結部品が充実し、
色んなDIYに応用できると思います。
ただどの部品を選べばいいか、
どれが最適かなど選定に経験も必要です。
お悩みの際は「Link Your Design」を
ご利用下さい。
DIYは一人で行うものと思われますが、
今では一緒に考えて作る時代です。
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パソコンやスマホで自分の作りたいものの
CAD図面や部品手配、組図など得られて
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一度は諦めていた物も一緒に考えることで
作れるようになると思いますよ。
この記事が皆さんのお役に立てれば幸いです。
アルミフレームやパイプを使ったDIYを
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これまでのサポート事例はこちら。
「サポート事例集」
より詳しくアルミフレームやアルミパイプを
知りたい方は動画で実物を使った説明や
DIYしている様子を見ることができます。
これまで作ったサイクルポートです。
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