エスティマ ハイブリッドに車中泊ベッドを自作DIYして家族旅行を楽しもう!

1. はじめに

エスティマ 車中泊ベッドを共同DIYを

紹介します。

当ブログではアルミフレームやパイプを

使ったDIYを紹介していますが、

LINK YOUR DESIGNという活動も

行なっています。

これはアルミフレームやパイプを使ったDIY

一緒に協力しながら行う共同DIYです。

アルミフレームやパイプはとても便利な材料で

木材にはない優れた特性がありますが、

普段身近にないため使い方がわからない

という欠点があります。

そこでアルミフレームやパイプの使い方や選定、

設計などをアドバイスしながら初めての人でも

安心してDIYできるようにするものです。

これまでの共同DIY事例はこちらで見れます。


(共同DIYサポート事例集)

アルミパイプやアルミフレームを使ってみたいという方と一緒に共同DIYを行っています。これらの材料はとても便利ですが入手性の悪さからあまり知られていません。そのため部品選定や使い方、加工、組立方法など初めての人はわかりにくいです。そこで共同DIYでは誰もが扱えるようにサポートしています。


今回のご相談者は東京都在住のYさんです。

エスティマ ハイブリッドに車中泊ベッドを

DIYしたいという内容です。

ここ数年間悩まれて御連絡いただきました。

こちらが2人でDIYした車中泊ベットです。

完全なフラットベットでセミダブルほどの

スペースが確保出来ています。

このベッドは2列目、3列目で分離できるので

シーンに合わせて使い分けできます。

またルーフトップテントを使われているので、

この1台で家族4人が快適に宿泊できます。

これまで10車種以上、合計30台ほどの

車中泊ベッドを作ってきましたが、

アルミフレームやパイプは最適な材料です。


(アルミフレームやG-funを使った車中泊ベッド まとめ)

車中泊ではベッドが重要で特に凹凸があるとぐっすり眠れません。そんな場合は車中泊ベッドを自作するのがオススメ!ここでは車中泊ベッドを作るポイントを説明しており、初めてDIYする人でも失敗しない作り方を実績を踏まえて紹介しています。誰でも車中泊ベッドを作ることができますよ。


今回はこちらのDIYを紹介致します。

2. エスティマ 車中泊ベッド

こちらがYさんからいただいた相談内容です。


はじめまして。 Yと申します。

ホームページ・動画を拝見しました。

詳しく親切なご説明が素晴らしいですね!

私の車(エスティマハイブリット)に

車中泊ベットを作るのが数年来の夢でした。

日曜大工は趣味としてやっていますが、

アルミフレームの事は素人です。

ご教示いただき是非ベットをDIYしたいです。

よろしくお願い申し上げます。


これまで多くの車中泊ベットをDIYしており、

エスティマ用のベットも作った事があります。


(ペット同伴エスティマ車中泊、快適ベッドDIY)

トヨタ エスティマで愛犬と一緒に車中泊できるベッドをDIYしました。材料はアルミフレームとパイプを組み合わせたものです。走行中、愛犬は後部座席に乗るためシートはいつでも簡単に戻せるようになっています。後部座席全てがベッドになるため広々しており、ゆったりと休むことができます。

(ステップワゴンで快適車中泊!全面フラットベッドをDIY)

アルミフレームを使ってステップワゴンの後部座席に全面フラットベッドをDIYしました。元々シート間などに段差がありクッションで埋めていましたが、このベッドを自作してから快適さが違います!しかも簡単に後部座席を起こすこともできるので子供を載せて親子旅が楽しめますよ。

(4人家族で楽しむ!アルファード車中泊用2段ベッドをDIY)

家族4人で楽しめるアルファード車中泊用2段ベッドをアルミパイプを使って共同DIYしました。子供2人が上段、両親が下段で寝ることができます。走行中は3列目シートにベッドを収納して就寝するときに組立てられるように作りました。これから家族で楽しい思い出を作って欲しいですね。

(キャンプデスクにも利用可能!ステップワゴン車中泊ベッド)

ステップワゴンにテーブル付き車中泊ベッドをアルミパイプを使ってDIYしました。このテーブルは簡単に外すことができて、キャンプのデスクとしても利用できます。ベッドの高さはアジャスターで調整することができるので段差がある車内でも快適に過ごすことができます。


車中泊は人によって楽しみ方が異なるため、

まずはどのように使用されるかお聞きします。

その希望が叶うベットを一緒に考えます。

Yさんの希望は次の通りです。

3列目ベッドは常設する

3列目シートは常に畳んで収納しているため

この部分はベット常設とします。

ただ荷物や2列目ベット部材を収納できる

スペースを確保します。

2列目はベッドとシート併用

2列目はベットとシートをシーンに合わせて

併用できるようにします。

片側をシート、もう片側をベットにしたり、

完全なフラットベットできるようにします。

大人2人が就寝できる強度を確保

車中泊ベットには大人2人が横になるため

150kg程の耐荷重を持たせます。

これらの希望が叶えられる車中泊ベットを

一緒に考えてDIYしていきます。

3. エスティマ車中泊ベットの製作

3.1 エスティマ車中泊ベットの材料

車中泊ベットの材料はアルミフレームと

アルミパイプです。

互いに連結できるので併用する事ができます。

これらの材料はそれぞれ異なる特徴があり、

併用する事でメリットを上手く利用できます。

アルミフレームの特徴

(長所)

・ベッド板が取り付けやすい

・強度が強い

(短所)

・高さ調整幅が少ない

・組立分解に工具が必要


(アルミフレームの種類)

 アルミフレームは断面サイズで分類されており、(15×15mm)から(100×100mm)まで幅広いラインナップとなっています。断面形状も正方形だけでなく、長方形もあります。そのため用途に応じて使い分けが可能で、例えばカーポートから小さな棚まで幅広いDIYに適応できます。フレームサイズと一緒にブラケットなどの部品もそのサイズ専用となるので注意が必要です。


アルミパイプの特徴(G-fun)

(長所)

・手作業で組立分解ができる

・高さ調整幅が広い

(短所)

・ベッド板が取り付けにくい

・強度が少し落ちる


(アルミパイプの特徴)

 家庭DIYで利用する金属パイプにイレクターパイプがあります。アルミパイプも同様な用途で利用できますが、イレクターパイプよりも優れた特徴がいくつもあります。ここではイレクターパイプとの比較やアルミパイプの種類について、詳しく紹介しています。


基本的には車中泊ベッドを作る際、

まずはアルミフレームで考えます。

ただそれだけでは不便な点もあるため、

アルミパイプで補うようにしています。

常設の3列目はフレームを使ってベット板が

載せやすいしっかりした枠組みを作り、

シートとベットを使い分ける2列目には

取り外しが簡単なパイプを使用します。

これでYさんの希望を叶える事ができます。

材料の選定が終わればYさんと相談しながら

次は具体的な設計を行います。

3.2 エスティマ車中泊ベットの設計

こちらはエスティマ車内の様子です。

3列目シートは床下に収納できます。(右側)

2列目シートは後方に倒して、

その上にベッドを載せるようにします。

そのため2列目と3列目でベッド板の高さを

合わせるための調整が必要となります。

アルミフレームやパイプの設計は

専用のCADソフトで行うことができます。

ソフトはメーカから無料で提供されており、

誰でも自由に利用することができます。

インストール方法や簡単な使い方は

こちらの記事で紹介しています。


アルミフレームの3D CAD設計)

 アルミフレームやアルミパイプには専用の3D CADが無料で提供されています。そのためこれを使えば作る前に色んな角度から見ることが可能となり、設計ミスが少なくなります。さらに部品の長さや種類、数なども自動で計算してくれるので部品手配ミスや加工ミスも低減することができます。


そしてこちらがYさんと一緒に考えた

エスティマ車中泊ベットの図面です。

3列目はアルミフレームで作り、

2列目はフレームとパイプで作ります。

赤い線はベッド板を表しています。

中央の3枚のベッド板が重なるフレームには

幅が広いものを使って同一フレーム上に

3枚の板が載るようにします。

これにより継ぎ目に段差ができません。

2列目ベッド板は左右で分割できる形にして

片側だけでもシートを起こせる形にします。

ここでも中央のフレームには幅広いタイプを

使用して2枚の板の段差をなくします。

ベット脚にはアジャスターを取り付けて

高さを微調整できるようにしました。

この調整幅は100mmなので少々の高低差は

吸収することができます。

2列目のパイプとフレームの連絡部には

ノブ付きコネクタを使用して工具を使わず

組立分解できるようにしました。

ベット板はこちらで準備できないので

ホームセンターからYさんが調達します。

お互いにできることを協力して作るのが

共同DIYの特徴です。

フレーム枠組みは車内スペースに対して

少し隙間を空けて作る方が好ましいです。

もしピッタリにすると設置が難しかったり、

意外な干渉などがあるためです。

むしろ枠組みに載せるベット板をピッタリに

作ると隙間がないベットが作れます。

ベット板は簡単に切断して調整できます。

これでエスティマ車中泊ベット設計終了です。

3.3 エスティマ車中泊ベットの組立

設計が終われば部品を手配します。

アルミフレームはメーカで切断されて

指定の長さで届きます。

そのため自分で切断する必要はありません。

届いた部品を組み立てるだけで

車中泊ベットが作れます。

ただベット板はメーカで準備できないので

Yさんに準備してもらいました。

アルミフレームの組立作業は六角レンチで

ボルトを締めるだけの簡単作業です。

特に技術や経験、特殊工具が必要なく、

初めての人でも簡単に扱えます。


(アルミパイプの組立て方法)

 アルミフレームやアルミパイプの組立ては六角ボルトを締めこむだけの簡単作業です。六角レンチ1本あれば全てを組み立てることができます。ウチの小学2年生の子供でもこの通り。誰が作っても同じように組みあがるので技術が要らず、初めての方やDIYしない人も安心して利用できます。


Yさんは初めてアルミフレームを触るため

どの部品をどこに使うか分かりません。

そこで組図を作成してお渡ししています。

これを見ればどこにどの部品を使うかが

分かって作業が楽になります。

そしてエスティマ車中泊ベットが完成です!

後部座席が完全にフルフラットになっており、

セミダブル以上のスペースが出来ています。

大人二人が就寝できるスペースです。

このベットは3列目はそのままに

2列目シートを起こして使う事もできます。

色んなシーンでシートやベッドアレンジを

使い分けできるようにしています。

この車中泊ベットの製作費用は

アルミフレーム部品だけで2.5万円です。

ベット板だけはYさんが準備されたので

これには含まれていません。

ルーフトップテントも付けられているので

家族4人で車中泊旅行する事もできますね。

Yさんの希望である家族での車中泊旅行が

実現できてとても良かったです。

4. さいごに

エスティマハイブリッド車中泊ベットDIYは

如何だったでしょうか?

アルミフレームを使えば凹凸のある車内でも

車中泊用フラットベットを作る事ができます。

しかも自ら設計するので自分にピッタリな

車中泊を楽しむことができます。

アルミフレームはボルトを締めたり

緩めたりするだけで組立分解ができるので、

車内での作業も簡単です。

特に面倒な加工や難しい作業はありません。

ホームセンターから木材を購入して切断や

穴あけ程度の作業で作ることができます。

もし車中泊に興味がある方は

是非チャレンジしてみて下さい。

自分だけのオリジナル車中泊ベッドがあれば

車中泊がとても楽しくなりますよ。

フレームDIYラボではそんな皆さんのDIYを

これからも応援していきます。


アルミフレームやパイプを使ったDIYを

一緒にしてみませんか?

 DIYする時間や工具がない

 普段DIYをしないので自信がない

そんな方にも安心で手間がかからず

欲しい物が手に入るオンライン共同DIYです。

一人で考えるよりも複数人で考えた方が

よりいいアイデアも生まれます。

まず設計や構想は御自分で考えて

欲しいものをイメージしてください。

もし自分で加工から組み立てまでされる方は

必要に応じてアドバイスを致しますし、

手間な部品手配や加工をしたくない方は

こちらで設計して組み立てる状態の部品を

お送りすることもできます。

初めて使う材料で不安な方も安心して

チャレンジすることができますよ。

気に入った物が見つからない場合は

試してみては如何でしょうか?

詳しいサポート内容や進め方は

こちらで説明しています。

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またこの材料を簡単に入手したい人向けの

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提出しています。

ホームセンターで入手できない部品も

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知りたい方は動画で実物を使った説明や

DIYしている様子を見ることができます。

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