1. はじめに
今回は近くに住む従兄でダイハツムーブに
大人2人が寝れる車中泊ベットを作りました。
運転席のハンドル以外全てベッドになります。
従兄は夫婦で車中泊を楽しんでいますが、
車が壊れてムーブに乗り換えました。
しかしムーブではシートを倒しても車内が
フラットにならず車中泊には適しません。
そこで困った従兄から相談を受けました。
私の趣味は息子と出掛ける車中泊男旅で
2人で色んな場所を訪れています。
ホンダモビリオに車中泊用フラットベットを
DIYして快適に過ごせるようにしました。
これまでもアルトやステップワゴン、
アルファード、モビリオスパイクなどで
車中泊ベットを一緒に作ってきました。
スズキアルトに2mの長さがある車中泊用フラットベッドをアルミフレームでDIYしています。このベッドは共同DIYで私が設計や加工を担当し、離れて住む友人が車中で組立てを実施しました。アルミフレームは設計や加工に経験が必要なものの、組立てはとても簡単で誰でもすぐにできます。
アルミフレームを使ってプリウスαに車中泊ベッドをDIYしました。運転席はそのままに残りのシートを全てフルフラットベッドにしています。かなりのスペースが確保できて大人二人でも十分寝れます。さらに助手席は2.5mほどのスペースもあり、サーフボードなども積み込めます。
私は子供と一緒に車中泊するのが趣味です。これまでも色んな場所へ行ってきました。しかし子供が大きくなり車中で寝るのが難しくなってきたので、アルミフレームを使ってフラットベッドを作りました。このスペースがあれば子供二人連れての車中泊も全然大丈夫です。
大阪在住のMさんからキャンターで車中泊できるフラットベッドを製作したいとの相談がありました。そこでアルミパイプとパーティクルボードで折りたたみ式のベッドを共同DIYしました。Mさんに車内寸法を計測してもらい私がベッドを設計します。途中、パイプが長すぎる問題が発生しましたが、パイプの加工方法をお知らせすることで解決して無事にベッドが完成です。
トヨタ製コースターの車中に2段ベッドを共同DIYしました。大人が寝るベッドなのでベッド自体の強度と車中での固定強度が必要となります。更に通路を遮るようにベッドを設置するため、通行できるような仕組みも必要です。そこでアルミフレームを使って強度があって通行可能なベッドを作っています。
(4人家族で楽しむ!アルファード車中泊用2段ベッドをDIY)
家族4人で楽しめるアルファード車中泊用2段ベッドをアルミパイプを使って共同DIYしました。子供2人が上段、両親が下段で寝ることができます。走行中は3列目シートにベッドを収納して就寝するときに組立てられるように作りました。これから家族で楽しい思い出を作って欲しいですね。
ホンダフリードに車中泊でも使える車載テーブルをアルミパイプでDIYしました。テーブルの高さを調整できて、スライドテーブルも付いています。電子レンジや重い荷物を載せられるように15kg以上の耐荷重もあります。就寝する際はテーブルの下に足を伸ばせるためとても快適に利用できます。
ステップワゴンに車中泊ベッドをDIYしました。アルミフレームとアルミパイプを組み合わせた車中泊ベッドで運転席と助手席を残して後は全てフラットになります。また後部座席の片側シートのみを起こしてチャイルドシートを取付けることもできるようになっています。
またアルミパイプを使えば簡単に脱着できる
ベッドやデスクを作ることもできます。
これは軽バンを利用したオフィスカーですが、
5分で棚やデスクを外して元に戻せます。
このようにアルミパイプやフレームは
車中泊ベッドの材料に最適です。
今回は従兄と一緒にムーブ車中泊ベッドを
DIYしていきます。
2. ムーブでの車中泊
従兄が乗るムーブはシートを倒しても
全然フラットになりません。
倒した運転席と後部座席が重なるため
高くなってしまいます。
また荷台部分も水平でなく若干の傾斜が
付いていました。
これまではこれらの段差を無くすために
クッションや布団を隙間に入れたようですが、
それでは快適に寝ることができません。
さらに従兄は体重100kgを超える大男なので
車内を全てフラットベットにしないと
足を伸ばして寝る事ができません。
そこでハンドルだけを残して
後は全てフラットになる
ムーブ車中泊ベットを作ります。
3. ムーブ車中泊ベット構想
車中泊ベットでは車内全面を
フラットにすることは難しくありません。
ただし簡単に組み立てられる構造や走行時の
ベット収納方法などを考慮すると
途端に難しくなります。
もし運転席側にベット柱などを使ってしまうと、
運転がしづらくなり危険です。
そこでムーブ車中泊ベットは3分割構造にして
運転席側、後部座席側、荷台側で
分けることにします。
車中泊ベッドを分割することでコンパクトに
収納できて、運転時に邪魔になりません。
車中泊する時はこれらのベットを組み立てて
フラットベットにします。
ただしムーブ車内はそれほど広くないので
使う材料は出来るだけ細い物が望ましいです。
しかも大人2人を支える事ができる強度が
必要となります。
4. ムーブ車中泊ベットの材料
材料はアルミフレームの20mmサイズを
使用することにしました。
アルミフレームは企業や工場などでは
一般的によく使われる材料ですが、
家庭DIYで見ることはあまりありません。
金属のアルミで出来ており錆びずに
強度もあるため使い勝手の良い材料です。
アルミフレームは断面サイズで分類されており、(15×15mm)から(100×100mm)まで幅広いラインナップとなっています。断面形状も正方形だけでなく、長方形もあります。そのため用途に応じて使い分けが可能で、例えばカーポートから小さな棚まで幅広いDIYに適応できます。フレームサイズと一緒にブラケットなどの部品もそのサイズ専用となるので注意が必要です。
20mmフレームは細いため例えばシートの間の
わずかな隙間にも設置する事ができます。
そのため場所を取らず車内に無駄なスペースが
生まれません。
これまで10車種以上、合計30台ほどの
車中泊ベッドを作ってきましたが、
アルミフレームやパイプは最適な材料です。
車中泊ではベッドが重要で特に凹凸があるとぐっすり眠れません。そんな場合は車中泊ベッドを自作するのがオススメ!ここでは車中泊ベッドを作るポイントを説明しており、初めてDIYする人でも失敗しない作り方を実績を踏まえて紹介しています。誰でも車中泊ベッドを作ることができますよ。
これは私の車中泊ベットにも使っており
細くて強度があります。
この動画では私の車中泊ベットに200kg以上の
荷物を載せた時の様子を撮影してきます。
アルミフレームを使ってベットの枠組みを作り、
その上に合板を載せてベットを作ります。
合板とアルミフレームの固定はボルトを使って
簡単に固定できます。
5. ムーブ 車中泊用ベットの製作
ベットの構造はシンプルでベット架台を
アルミフレームで作り、
その上に厚み13mmの合板をネジで
固定してベットを作ります。
ベッド板は運転席、後部座席、荷台で用意し
3分割されています。
ただしベッド架台は運転席と荷台だけで
後部座席は両方の架台を連結します。
これによりベッドが一体化されて、
しかもフレーム本数も少なくなります。
5.1 運転席側ベットの製作
運転席側ベットは設置を簡単にするため
倒したシートの上にベットを直置きします。
ムーブの運転席シートは途中までしか倒れず、
斜めになっています。
そのため倒したシートの傾斜に合わせて
三角形の架台を作りました。
このときシートは体重を掛けると沈むため
上から押した状態で高さ調整します。
また架台を倒したシートの上に載せただけでは
安定せずに動いてしまいます。
そこで2列目の後部座席側ベット板をこの架台に
固定して後部側の架台と連結します。
これにより他のベットと一体化になるため、
動かなくなります。
5.2 後部座席側ベットの製作
車中泊フラットベッドを考えたときに、
この部分が最も高くなります。
ここは倒した運転席シートのヘッド固定部が
位置するためです。
そのためここがベット高さの基準となります。
つまり後部座席ベット板の高さに合うように
運転席、荷台ベット高さを調整しています。
そしてここは板のみで運転席側ベット架台と
荷台側ベット架台の両方に固定されており、
前後のベット架台を連結しています。
後部座席ベッドにかかる重さは運転席と
荷台、それと倒した運転席ヘッド部分で
支えるようになります。
5.3 荷台側ベットの製作
荷台シートは少し傾斜があります。
これを考慮して前後で高さを変えました。
この荷台は運転席側が高くリア側が
低くなっています。
30mmの高低差で大したことはないですが、
寝てみると凄く気になります。
そこで荷台側ベット架台の足高さを調整して、
ベット板が水平になるように合わせています。
車中には若干の傾斜や高さの違いがあります。
フレーム長さで変えることで合わせることも
出来ますが、採寸が重要になります。
そんな時はアジャスターを利用して車内で
微調整する方法もあります。
アジャスターを使えばある程度フレームの長さを
合わせておけば、後は車内で調整可能です。
最後に3枚のベッド板をそれぞれのベッド架台に
固定すればムーブ車中泊ベッドの完成です。
6. ムーブ車中泊ベットの完成
完成したムーブ車中泊用フラットベットです。
ハンドル以外は全てフラットになっており、
かなりのスペースが確保できました。
ベットサイズは幅900mm、長さ2,000mmで
大人2人も寝れるサイズとなりました。
息子と一緒に横になると十分なスペースがあり
快適な車中泊ができそうです。
ベットは一体化しているためズレたり、
板の間に隙間ができることはありません。
工夫次第で軽自動車でも車中泊が楽しめます。
ただこのままでは運転できないので走行時は
分解して後部座席に収納する必要があります。
このベッドでは後部座席ベッド板のみを外せば
運転席と荷台側ベッドは分離するため簡単です。
こうすれば運転時にも何ら問題ありません。
7. さいごに
ムーブ車中泊ベッドDIYは如何ですか?
軽自動車ながら大人二人が十分寝ることが
できるベッドが出来たと思います。
車中泊はボックスカーしかできないと
思われるかもしれませんが、
そんな事はありません。
軽自動車や普通車はシートを倒しても
フラットにならない事が多いですが、
工夫して次第で快適なフルフラットベットを
作る事ができます。
もし車中泊に興味がある方はすぐに車を買わず、
まず今ある車を改良してベッドを作ってみては
如何でしょか?
費用もかからずにすぐに始める事ができます。
またこのようなベッドがあれば緊急時の
避難場所として利用する事もできると思います。
車中は鍵も掛けられて安心でプライベートな
空間としても利用できます。
この記事が皆さんの参考になれば幸いです。
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