1. はじまり
フレームDIYラボではアルミフレームやアルミパイプを使ったDIYを紹介しています。
以前、子供達の自転車を置くための屋根付き自転車小屋をアルミパイプでDIYしました。
アーネストワン建売住宅には軒がほとんどないので雨よけする場所がありません。そのため外に置いてる自転車や道具が雨に濡れてしまいます。そこでアルミパイプを使った屋根のある自転車置き場をDIYしました。8×1.8×2.5mと大きな置き場ですが、5万円ほどで作れます。しかも補強や基礎をしっかりすることで大型台風が直撃しても壊れませんでした。
その自転車小屋を今回バージョンアップしてみます。
完成した自転車小屋はこのような感じでカッコよくなりましたね。
このバージョンアップは実は長男のクレームが始まりでした。
どうやら雨の日は地面に水たまりができて靴が汚れるという事です。
たしかにこの自転車小屋は側面を完全に覆っておらず、風通りを考えて空けています。
どうやら風の強い日はそこから雨が入って地面がビショビショになっているようです。
完全に壁を覆ってしまって雨が降りこまないようにしてもいいのですが、
それだと風が抜けずに家の中にも風が入りません。
そこで雨が降る振り込んでも靴が汚れないようにタイルと砂利を敷き詰めてみます。
今回のDIYはアルミパイプやフレームを全く使用せずにホームセンターに駆け込めば
できる内容になっています。
それでは早速、この造り方を紹介します。
2. 自転車小屋の土ならし
まずは自転車小屋に置いている物を一旦外に出しました。
住宅壁横を全て小屋にしているのでやはり結構な広さがありますね。
特に地面を整えていない状態で凹凸があったのでまずはこれを平らにします。
この時便利な道具がレーキです。
見た目は外ほうきのようですが、厚みのある金属でできてしっかりしています。
レーキのクシ側では土を軽く耕すことができ、逆側ではトンボのように
土を平らにならすことができます。
まさに一石二鳥な道具です。
これを使って自転車小屋の土をならして均一にします。
平にしたところで上からブロックを押し付けて地面を固くする事で土ならしは終了です。
3. 自転車小屋の除草
土をならして地面が平らになればその上から砂利を被せます。
ただその前にやはり土のままだと雑草が生えてくるのでこれを機に除草もします。
まずはならした土の上から除草剤を塗布しました。
このあたりはあまり詳しくないので近くのホームセンターから購入したものを使います。
これをジョウロで希釈して全体的に塗布していきます。
その後、少しの間放置して土の中にしみこませました。
除草剤がある程度乾いた後はその上から除草シートを被せていきます。
除草シートがめくれないように端にはくいを打ち込んで固定しました。
写真はありませんが、端側のスペースにもシートを切断して敷設し、
自転車小屋一面に除草シートを貼って終了です。
4. 自転車置き場のタイル設置
次に自転車を置く場所にタイルを設置します。
自転車小屋全面をタイル貼りにしてもいいのですが、やはり費用はかかるので断念しました。
タイル貼りはモルタルなどを敷設してその上にタイルを貼っていく方法などもありますが、
タイル面積も少ないため今回は地面の上に直置きにします。
タイルを並べて高さが合わない場所は砂を入れてある程度全体のレベルを調整します。
やはり土の上にタイルをそのまま直置きすると全体的に凹凸が出てしまいます。
それを1枚ずつ調整するためタイル数が多い場合には不向きな方法です。
タイルを全て設置した後はタイルがずれないように周囲にくいを打って固定しました。
最後に砂利を敷き詰めれば完成です。
タイルの上に載ってもずれることはなく固定されています。
これであれば自転車を載せたりしても問題ないでしょう。
5. 自転車小屋のタイル設置完成
こちらがタイルを設置した後の自転車小屋になります。
やはり土が出ていた時に比べてカッコよくなりました。
砂利の下には除草シートが貼ってあるので雑草が生えてくることも少ないと思います。
タイルは自転車を止めるスペースのみ設置していますが、これで十分そうですね。
たまに次男が自分の自転車も無理やり載せています(笑)
別の角度からも見てみましょう。
やはり地面がむき出しになっているよりも砂利を敷いた方が見栄えがいいですね。
後日、雨が降った際に見るとこれまであった水溜りは無くなっていました。
砂利を敷き詰めた分だけ高さが上がったからかもしれません。
さらにタイルは周りの砂利よりも少し高めになっているので
大雨が降ってもタイルの上まで水がくることはありませんでした。
これで長男の靴が濡れる事なく自転車に乗れそうですね。
6. さいごに
自転車小屋のタイル設置DIYは如何だったでしょうか?
私は普段、荷物しか置かないため雨の日の使い勝手はわかりませんでしたが、
これだけのチャットしたことでかなり使いやすくなったと思いました。
そして何より自転車小屋の雰囲気が変わり、カッコよくなったと感じます。
自転車小屋がそれほど大きくない場合は全面タイル貼りでもいいですが、
砂利を敷き詰めるだけでも使いやすくなるので試してみては如何でしょうか?
この記事が皆さんの参考になれば幸いですね。
アルミフレームやパイプを使ったDIYを一緒にしてみませんか?
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またこれまでのサポート事例はこちら。
「サポート事例集」
これまでの共同DIYの事例です。
木材で作れなかった様々な物が自分で作れるようになりますよ。
トヨタ製コースターの車中に2段ベッドを共同DIYしました。大人が寝るベッドなのでベッド自体の強度と車中での固定強度が必要となります。更に通路を遮るようにベッドを設置するため、通行できるような仕組みも必要です。そこでアルミフレームを使って強度があって通行可能なベッドを作っています。
屋上の縁に雪が積もらないように逆勾配のポリカ屋根を共同DIYしました。幅が10mもある長い屋根で、先端を90度曲げで屋根の下にも雪が入らないように考えました。アルミフレームで枠組みを作って、そこにポリカ板を設置します。ポリカ板を取り付けるにはアルミフレームが使いやすくて最適です。
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