目隠しフェンスをアルミパイプと野地板でDIY!

1.  はじめに

アーネストワンの建売住宅を購入したのでこれからいろんな場所をDIYで

暮らしやすくしていきます。

私が購入した住宅は3件並んだ一番右端の家でこの時はまだ他の2件の住宅は販売中です。

安い建売住宅なので住宅間の仕切りフェンスがなく仕切りブロックがあるだけです。

この土地は縦に長く、隣家の庭と接している距離は約8mもあります。

出来ればプライベートを確保するために目線が隠れる目隠しフェンスが欲しいですね。

しかし目隠しフェンスが業者に依頼するとかなりの費用が必要となります。

メッシュ状のフェンスは安いもののプライベートを確保することができません。

そこでアルミパイプを使って高さ1,800mm、長さ8mの目隠しフェンスをDIYします。

外構工事なんて自分でできるの?っと思われるかもしれませんが、意外と大丈夫です。

私は初めてセメントを使って基礎を作りましたが、

時間はかかるものの作業自体はそれ程難しくありません。

そして何より安い費用で自分だけのオリジナルフェンスが作れます。

ここではアルミパイプを使った目隠しフェンスの作り方を紹介します。




2. 住宅フェンスの構想

隣家と接している全距離は20mほどで今は境界ブロックがあるだけです。

この境界ブロックまでが私の敷地になるためこのフェンスは私が負担しないといけません。

これを全て目隠しフェンスで作ると費用や作業時間が大変です。

そこでこの住宅フェンスを一体物とせず、それぞれの役割により3つに分けて考えました。

2.1 フェンスの種類

①目線を遮る目隠しフェンス

隣家と庭が接しているのでお互いの様子が全て見えてしまいます。

庭の長さも8mあるためちょっとした小屋などで隠すことはできません。

そのためここには互いの家の様子が見えない高さ1,800mm程の目隠しフェンスを作ります。

②住宅仕切りフェンス

庭に回るときに住宅の横を通って行きますが、ここにも隣家とのフェンスを作ります。

ただしこの部分は通路として通る際に互いの家が仕切られていれば十分です。

そのため完全な目隠しフェンスではなく、仕切りフェンスとします。

③玄関アプローチフェンス

駐車場も隣接していて仕切りがないのでここも仕切りフェンスを作ります。

またここは玄関へのアプローチでもあるので単に仕切りだけでなく

来客へのワンポイントあるフェンスにします。

このように同じ一直線のフェンスでもそれぞれ違った役割があり、

それに合わせて自由に作れるのがDIYの良い点です。

次に各フェンスを作るときのポイントを考えました。

2.2 各フェンスのポイント

①目隠しフェンス

隣人との目線が気にならないように高さ1.8m、幅8mのフェンスとします。

しかし隙間なく板を貼り付けた目隠しフェンスでは風圧が相当なものとなり、

強風や台風時に倒壊の恐れがあります。

ここが目隠しフェンスの最大のポイントで最大のリスクとなります。

そのためには基礎をしっかり作り、柱の強度や耐久性を十分に確保する必要があります。

②仕切りフェンス

ここは住宅間を仕切るためのフェンスで目隠しの必要はありません。

また家どうしに挟まれた場所にあるのでフェンス面に強い風圧がかかることもありません。

そこで強度をあまり重視せずに費用が安く簡単に作業できる方法にします。

フェンスは高さ1m、幅8mとして板は広く隙間を持たせて貼り付けます。


(超簡単、8mのウッド仕切りフェンスをDIY)

住宅間を仕切るフェンスをアルミパイプと野地板でDIY。基礎から作り、8mのフェンスが2~3日で作れる簡単なもので費用も2万円以下と超お得です。ウッドフェンスなので雰囲気もあり、鉢を掛けてもよく似合います。長い距離のフェンスが必要な場合や初めてフェンス作りに挑戦する人にはオススメのフェンスです。


③玄関アプローチフェンス

仕切りフェンスと同じ物でもいいのですが、ちょっとしたアクセントを加えてみます。

ここは来客が通るときに見てもらえるようなフェンスを目指します。

そこでアルミパイプと100均を組み合わせたアレンジ自由なフェンスを作ります。


(アルミで簡単!玄関アプローチフェンスをDIY)

住宅間仕切るフェンスをアルミパイプと100均を使ってDIYしました。玄関へのアプローチフェンスなのでウェルカムボードや飾り付けが自由に取り付けられます。季節や年月に応じて自分でアレンジできて、メッシュフェンスにすることも出来ます。特別な工具も必要なく誰でも簡単に作ることができます。


2.3 フェンスの材料

住宅フェンスは作った後のメンテナンスが問題となります。

特に基礎に接した柱が腐ってしまうと強度がなくなり倒壊する危険が高くなります。

しかし柱をやり直すと修正工事が大変です。

そこで柱にアルミパイプを使って耐久性を確保しました。

アルミパイプは水に濡れても錆びず耐候性が高いため屋外利用に最適です。

しかも種類が豊富で値段も安いため、自分の作りたいフェンスに最適な物を

選んで使うことができます。

さらに金属パイプといってもメタリックな色だけでなく、

黒塗装したパイプも販売されています。

これを使えばウォールナットのような暗めの色にもマッチしたフェンスを

作ることができます。

今回のフェンスでは異なる種類のアルミパイプを用途に応じて使い分けています。

このような細かい設計ができるのもアルミパイプの良い所です。

アルミパイプの特徴はこちらにまとめています。


(アルミパイプの特徴)

 家庭DIYで利用する金属パイプにイレクターパイプがあります。アルミパイプも同様な用途で利用できますが、イレクターパイプよりも優れた特徴がいくつもあります。ここではイレクターパイプとの比較やアルミパイプの種類について、詳しく紹介しています。


この材料の包括的な内容はこちらの記事で

詳しく紹介しています。


(アルミフレーム、G-funでDIYしよう)

アルミフレーム やG-fun使ってDIYしたい人は必見!初心者でもわかるように基本知識から動画による部品紹介や作業方法の説明、ホームセンターや通販での購入方法まで解説しています。毎年100件近くのDIYをしているため製作事例も豊富にそろえています。きっとあなたが作りたいものが見つかりますよ。


またアルミパイプを使えばルーバーのようにフェンス板の角度を変えることもできます。

フェンス板の目を開いて風を通したり、逆に閉じて目隠しにすることもできます。

またフェンスに貼り付ける板材には野地板を利用しました。

野地板は1枚100円程度と非常に安いため、もし作り直す場合にも費用を抑えられます。

失敗してもそれほど痛みはありませんね。

また野地板の他に波板を使う方法もあります。

アルミパイプは波板の凹凸にピッタリ合う径なのでパイプに沿って波板をはめ込めます。

波板の固定もスクリューネジで打ち込むだけと簡単なのでオススメです。


3.  フェンスの強度設計

3.1 フェンスのリスク管理

フェンスを作るうえで最も重要なのは強度設計です。

作ったフェンスが強風や台風で倒壊して通行人や隣人に危害を与えることもあります。

私が製作したフェンスはいずれも道路に接していないため通行人への被害はありませんが、

隣人に迷惑をかける可能性はあります。

(リンク元 : 綾瀬市HP)

そのためもしもフェンスが倒壊したことも考慮してリスク管理を事前に行います。

仕切りフェンスと玄関アプローチフェンスについては使用状況や風圧的に考えて

倒壊するリスクが小さく、フェンス自体も軽く低いのであまり考慮していません。

目隠しフェンスは風圧が大きく、高さや幅も長いため最も倒壊する危険が高くなっています。

そのためここでの設計は目隠しフェンスのみを対象としています。

フェンスの強度設計といっても専門家でないので正直、詳細な設計はできません。

そこで色んなサイトから得た情報と実際に建てた感じやその後の使用状況を紹介します。

(ここでの設計はあくまで経験的であり計算して求めたものではありません。

もし参考にされる際は自己責任の上、お願いします)

また念のために他の構造物との連結補強を実施して強度アップとリスク管理を実施します。

3.2  目隠しフェンスの風圧対策

目隠しフェンスが受ける風圧はとても大きく本来は風圧計算をすべきかもしれませんが、

そんな難しいことはできません。

目隠しとして使う場合、板の間隔を10mm以内にすると目線が気になりません

しかしこれでは風がほとんど阻まれてかなりの風圧がかかります。

そこで目隠しフェンスから風を逃して風圧を低くする方法をとりました。

フェンスの板を柱の同一面に貼るのではなく、オモテ面とウラ面に千鳥配置させます。

そうすれば風は板の隙間を抜けて抜けてくれると考えました。

アルミパイプの厚みが約60mmと隙間が広く、実際に作った物を見ると中はスカスカです。

製作後、風が強い日に壁の有無でどれくらい風が抜けるか調べたところ、

壁無しを100としたら壁有りが40~50程度という感じです。

体感的ではありますが、目線は完全に隠れる壁にも関わらず壁からかなり風が抜けてきます。

風が抜けてくれて目線が隠れる目隠しフェンスは理想的なものかもしれません。

3.2  アルミパイプの選定

目隠しフェンスの柱は耐久性と使い勝手の良さからアルミパイプを利用します。

アルミフレームでもいいのですが、コストが高く板を貼り付けにくいデメリットがあります。

アルミパイプを使う場合、事前に強度を考える必要があります。

パイプの強度を高くするにはパイプ断面を肉厚にする、パイプ径を太くする方法があります。

しかし今回はパイプが2本並んだWパイプを選びました。

フェンスのかかる力を考えた時、フェンス面方向には非常に強い力がかかるものの、

これと直角する方向(フェンス横からの力)はあまりかかりません。

つまりフェンスにかかる力には異方性があるため、柱の強度も同じように考えました。

このWパイプの強度を他のパイプと比べるととても面白い特徴があります。

標準品(パイプ径φ28mm、断面中空)を基準(1)として、高強度タイプや大径タイプ、

そしてWパイプの強度とコストを比較してみます。

Wパイプは強度に異方性があり、2本並んだ面の垂直方向の強度を縦強度(写真上下方向)、

水平方向の強度を横強度(写真左右方向)としています。(他パイプは同心円形なので均一)

種類パイプ径断面形状縦強度横強度コスト
標準品φ28中空111
高強度φ28高密度1.71.72.5
Wパイプφ28中空2102.1
大径パイプφ43中空2.82.82.1

これを見るとWパイプの横強度は標準品の10倍、大径パイプの3倍以上の強度があります。

さらにコストパフォーマンスも十分あります。

そこでWパイプの横強度を持って目隠しフェンスの風圧を受けるような配置で設計します。

3.3  フェンス基礎

住宅間の境界ブロックを調べたところ、コンクリートブロック2段分しかありません。

その下は砂利や捨てコンクリートが敷設されています。

この上にブロックを積んでパイプを設置すると倒れてしまうため危険です。

またこの基礎に穴をあけて鉄筋や杭を打ちなおすのも大変です。

そこで独立基礎を境界ブロックのすぐ隣に作ることにしました。

独立基礎とはホームセンターに売ってある基礎ブロックというコンクリートブロックを

地中に埋めてそのブロックに柱を固定する方法です。

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この方法は穴を掘ることができればどこでも作れるためDIYではよく利用されています。

独立基礎のポイントは、

   ①基礎ブロックサイズ

   ②埋め込む深さ

   ③設置間隔

です。

メッシュ状フェンスのように風の影響を受けない場合はブロックサイズを小さくして

基礎間を長いスパンで設置しても問題ありませんが、

目隠しフェンスはそういう訳にはいきません。

本来は計算法があるのでしょうがわからないので次のサイトを参考にして決めました。

参考サイト様 : http://gardeningdiy-love.com/fence_basement_dokuritsu/

一般的には200×200×450mmの基礎ブロックを使って900mm以下のスパンで

基礎を設置するみたいです。

しかし基礎ブロックは重くて費用もかかるのでコンクリートブロック15cm幅を

2段で重ねて穴をモルタルで埋めた基礎を作ってみました。

(リンク元 : 株式会社コモチ)

これだと持ち運びも楽でモルタルで一体化すれば重量も30kg以上になります。

さらにコンクリートブロックは単価も安く、基礎製作費用は半額以下となります。

基礎のスパンは貼り付ける板の長さが2mであったため約1000mmとしました。

あくまでこの方法は独自のもので一般的ではありません。

ここで近況や状況などはご紹介しますが、施行される際は自己責任でお願いします。


4. 目隠しフェンスの取付作業

ここでは目隠しフェンスの取付作業手順を紹介します。

フェンス製作の大まかな手順は、①基礎作り②アルミパイプ柱設置③板の貼り付けです。

それぞれの作業工程を詳しく紹介します。

4.1  基礎作り・柱建て

この作業が最も馴染みがなく、私も今回が初めての挑戦です。

ここでは地中に基礎ブロックを埋め込んでモルタルで固定して柱を立てます。

1本の柱当たりに使用する材料は以下の通りです。

  ①生セメント、

  ②砂利、砂

  ③砕石

  ④コンクリートブロック15cm幅 2個

  ⑤アルミパイプW 1本

必要な道具は、スコップ、バケツ、手袋、小さいシャベル、セメント用容器等です。

長いフェンスを作る時は大量のセメントを混ぜるための容器を準備した方がはかどります。

私はモルタルを使いましたが、コンクリートを使うこともできます。

細かい具体的な作業方法まで紹介すると記事のボリュームが大きいので、

ここでは大まかな作業内容を紹介します。

実際の詳しい作業方法や様子はこちらから見る事ができます。


(コンクリートブロックの独立基礎の作り方) 

屋外で小屋や柵、フェンスなどをDIYする場合、必ず基礎を作る必要があります。一見難しいそうですが、実は案外簡単にできます。ここでは私が実際に作ったコンクリートブロックの独立基礎の作り方を紹介しています。通常の基礎ブロックよりも安くて作業がしやすいです。


4.1.1 事前確認

独立基礎を作る前にその場所の地中がどのような状態か数カ所穴を掘って確認するか、

長い杭を打ち込んで硬い層がないかチェックしします。

これは私の失敗談ですが、境界ブロックの隅の方を掘って確認した時、

500mm程掘れたので安心してましたが、途中で基礎が変わっていて掘れなくなりました。

境界ブロック端側

境界ブロック中央付近

このように長いフェンスを作る際は数カ所確認した方がいいと思います。

4.1.2 柱を建てる位置を決める

フェンスの長さや柱のピッチなどから柱を建てる位置を決めて目印を付けます。

穴を掘る際にそこまで位置精度が出ないため柱の設計には余裕を持たせるようにして下さい。

4.1.3 両端の柱の穴を掘る

まずはフェンスの両端の柱の穴をシャベルで掘ります。

この際、両柱の位置をしっかり決めて下さい。

私は長いパイプを2本繋いで平行になるように両柱の位置を決めましたが、

例えば壁や基礎からの距離を測って決めてもいいかと思います。

4.1.4 両端の柱を建てる

基礎ブロックを埋めて柱をモルタルで固定して柱を建てます。

ここでは水準器を使ってしっかりブロックのレベルを出して下さい。

その後、アルミパイプを差し込んでモルタルで固定します。

この時両端の柱を住宅の境界線と並行にしてさらに柱を基礎に対して垂直に

建てる必要があります。

そこで両端の柱を他の長いアルミパイプを2本使って連結して境界線と平行に調整し、

基礎の上にも他のパイプを載せて柱が垂直に建つようにして水準器で調整しました。

この状態で両端の2mもあるアルミパイプ柱は自立しているのでモルタルを流し込んで

固めてしまえばOKです。

コンクリートブロックの周りにモルタルを流し込んで根巻きして固まったら、

土を埋め戻して柱の完成です。

この独立基礎の作り方はこちらの動画の中でも紹介しています。

またアルミパイプは身近な工具で簡単に切断することができます。

アルミと聞くと金属なので加工や取扱いが難しいと思われがちですが、

そんなことはありません。

こちらの動画で実際にアルミパイプを切断している様子が見れますので

よかったら参考にされて下さい。

4.1.5 両端の柱に水糸を張る

両端の柱に水糸を張って他の柱を建てる位置を決めます。

これがあると他の柱を同一面に設置することができます。

水糸をパイプに固定するときに100均にある固定ハサミがとても便利でした。

4.1.6 間の柱を建てる

水糸に沿って他の柱を建てていきます。

このとき水糸に柱が接するか接しないかのギリギリのところに合わせて下さい。

しっかり当たっていると当たり過ぎていることがあります。

どこから建ててもよいかと思いますが、同時に多くの穴を掘ると場所によっては

崩れたりするかもしれません。

私は念のために真ん中の方から対象に2カ所ずつ掘って柱を建てました。

全ての柱が建ったらこの作業は終了です。




4.2 野地板加工

フェンス板に野地板を利用しましたが、表面がざらざらでそのままは使用できません。

野地板は1枚100円程度と安いのでフェンス板にはオススメですがひと手間必要です。

この板はウッドデッキや室内用棚などにも幅広い用途があります。

ここでは大まかな流れを紹介しますが、野地板の詳しい加工方法はこちらをご覧ください。


(野地板を加工してDIYを楽しもう)

野地板はホームセンターで購入できるとても安い木材です。長さが2,000mm、幅90mm、厚み12mmの物が1本100円程度です。これを利用すれば費用をかけずにDIYを楽しむことができます。しかしそのままでは表面が荒れていて使えません。ここでは野地板の加工方法を紹介しています。


4.2.1 野地板の乾燥

野地板はグリーン材(未乾燥材)なので水分を多く含んでいます。

板が水を含んでいると表面を削ったときに毛羽経ってキレイになりません。

そこで2,3日ほど日陰干しして乾燥させて木材の水分を抜きます。

4.2.2 表面研磨

野地板の表面はそのままではざらざらしています。

そこでサンダーを使って表面をなめらかに仕上げます。

板の枚数が多い時は速く加工できるベルトタイプのサンダーがオススメです。

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フェンス板はあまり触る場所でないのでペーパーの粗さは#60としました。

4.2.3 板の角を落とす

板の横はささくれが合ったり、バリが出ているのでここもキレイに面を出します。

そのまま使用すると木が刺さったりして怪我をすることもあります。

サンダーでも加工できますが、ここでは鉋を使うと手早くとてもなめらかに仕上がります。

4.2.4 塗装

木材を屋外で使用する際は防腐や防水処理のために表面を塗装します。

塗料はいくつも種類や色があるので好きなタイプを選んでください。

一般的に使用されるのはキシラデコールです。

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これを2度塗りして乾燥すれば完成です。

4.3 板の貼り付け

加工した野地板をアルミパイプ柱に固定すれば目隠しフェンスの完成です。

板はスクリューネジでそのまま打ち付けます。

私のインパクトドライバーではそのまま一発で取り付けられましたのでとても簡単でした。

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塗装した野地板をアルミパイプの両側から千鳥配置して交互に取り付けました。

横から見るとこのように隙間が空いているので風がよく抜けていきます。

この板は2mもあるので本来なら二人作業で片側を持ってもらう必要があります。

しかしアルミパイプはパイプに簡単に連結できる部品があるのでそれらを利用すれば

一人で作業ができます。

私は板の片側をコネクタを使って支えて全て一人で貼り付けました。

このようなちょっと部品が使えるのもアルミパイプの良い所ですね。

4.4 目隠しフェンスの完成

全ての板を貼り終えた目隠しフェンスの様子がこちらになります。

これで隣家との庭は完全に遮断され隣の様子が全く見えなくなりました。

私の庭から隣家の1Fの窓も見えず互いにプライベートが確保できます。

アルミパイプの柱は全部で9本で長いパイプが混ざっていますが、将来的にウッドデッキや

別のフェンスと連結して補強するときに利用します。

また目隠しフェンス下部分には妻がガーデニングで花を置く予定です。

フェンスに近づいて見ると角度によっては向こう側が少し見れるものの、

正面からはほとんど見えません。

また向かいの道路や隣家から見るとこのような感じとなります。

目隠しフェンスの存在感があり、やはり自宅の様子は全く見えません。


またアルミパイプをそのまま利用して目隠しフェンスだけでなく、

扉ドアも一緒に作ることができます。

アルミパイプを軸にして回転する部品を使うことで蝶番の働きを

させた扉ドアでです。

こちらで作り方を紹介しています。

5. 目隠しフェンスの費用

フェンス製作で使用した材料とかかった費用は次の通りです。

アルミパイプ以外の材料は全てホームセンターと100均から購入しました。

ただ工具類はネットで購入すればもう少し安かったですね。

しかし工具を含まない材料費のみであれば長さ8m、高さ1.8mの目隠しフェンスが

5万円以下なので費用的にはとても満足しています。

何気に野地板の塗料が高かったですね。

製作日数は途中雨が降ったりしたことで約1か月ほどかかりました。

(2021年現在では費用が変更になっております)

6. さいごに

野地板とアルミパイプを使った目隠しフェンスDIYは如何だったでしょうか?

木材の持つ風合いやデザイン性とアルミパイプの持つ耐久性を組み合わせて

互いの欠点を補ったものができたと思います。

購入工具を見てもわかるように基礎工事や木材処理はほぼ初体験でしたが、

さほど難しくなく作ることができました。

塗装やモルタル塗りなどの技術がいる部分は上手にできているかはわかりませんが、

自分で使う分には全く問題ないレベルです。

そのためフェンスを作ることは初めての方でも大丈夫だと思います。

最後に注意すべき点ややはり安全面です。

目隠しフェンスは倒壊する恐れもあるのでリスクを十分に把握して作る必要があります。

この目隠しフェンスは十分強く、既設のメッシュフェンスよりもしっかりしてますが、

今後、念のために他のウッドデッキや別のフェンスと連結して補強を取ります。

正直どこまですれば大丈夫なのかはわかりませんが、強いに越したことはありません。

この点を十分考慮して検討してみてください。

今回DIYした目隠しフェンスですが、その後2020年9月に最大瞬間風速41m/s以上の

大型台風の直撃を受けました。

そのときの様子を動画にまとめていますが、このフェンスは全然問題ありませんでした。

この記事が目隠しフェンスを検討されている方の参考になれば幸いです。


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(ベランダに観葉植物用サンルームをDIY)

住宅のベランダに観葉植物用サンルームを共同DIYしました。ベランダ窓を開ければそこは植物園のようなサンルームとなっています。アルミフレームとアクリル板を使ってベランダに突っ張って固定して取り付けています。六角レンチやスパナなどで組立て可能な造りとなっています。

(カーポート屋根をアルミパイプと波板でDIY)

自宅横のカーポートスペースに屋根がなく不便だったのでアルミパイプと波板でカーポート屋根をDIYしました。奥行き約2.5m、幅2.0m、高さ2.5mのカーポートです。地面がコンクリートのためアンカーで柱パイプを固定し、屋根の梁を住宅壁に固定しています。雨どいも取り付けてもう雨が降っても大丈夫です。

(雨に濡れない!勝手口に屋根を共同DIY)

扉を開けるとそこは雨・・・(涙)そんな状況を克服するために勝手口に幅5m、高さ2.5mの屋根をアルミパイプで共同DIYしました。隣家までの距離が0.6mしかありませんが、屋根があることでゴミ箱など置ける便利なスペースに早変わり。土日で完成するくらいの誰でもできる内容となっています。

(隙間スペースを屋根付き自転車小屋に有効活用)

子供の自転車を保管する場所がなく玄関内に置いていましたが、場所を取るので玄関が狭い・・・。そんな悩みから玄関のすぐそばに屋根を付けて自転車置き場を共同DIYしました。元々屋根がなかったので特に使っていなかったスペースが屋根を付けることで便利なスペースへと生まれ変わりました。

(マンションにテラス屋根を共同DIY)

マンションの庭を全て覆うようなテラス屋根を共同IDYしました。アルミパイプで枠組みを作りポリカ波板を貼り付けた屋根となっています。ただ屋根の大きさが4×4.5mと非常に大きく、基礎ができない場所にそれぞれ柱を立てています。このように規格品にないテラス屋根を自分の好きなように作ることができます。

(屋上に雪除け屋根をポリカ板で共同DIY)

 屋上の縁に雪が積もらないように逆勾配のポリカ屋根を共同DIYしました。幅が10mもある長い屋根で、先端を90度曲げで屋根の下にも雪が入らないように考えました。アルミフレームで枠組みを作って、そこにポリカ板を設置します。ポリカ板を取り付けるにはアルミフレームが使いやすくて最適です。

(カーポートと既設屋根の間に屋根をDIY)

カーポートと既設屋根の間に隙間があり、雨で濡れてしまいます。そこでアルミパイプを使って屋根を新たに追加することになりました。しかしカーポートと既設屋根は高さが異なるため斜めになってしまいます。このような場所でもアルミパイプであれば簡単に作ることができます。


これまで私がアルミパイプやアルミフレームで製作した作品はこちらです。


(もはやメーカ品!?ポリカ板とアルミで屋根DIY)

アルミフレームとポリカ板を使って幅4mの屋根をDIYしました。乳白色ポリカ板とフレームがとてもよくマッチして見た目はもはやメーカ品!奥行きが1mもありますが、柱や基礎は使わずに壁に直接固定しています。玄関屋根の拡張や勝手口の屋根など幅広く応用できるDIYです。

(釘やノコギリ不用!?アルミフレームでウッドデッキをDIY)

ウッドデッキを作りたいけど難しそう・・・。そんな方にオススメの釘やノコギリを一切使用しないアルミフレームを使ったウッドデッキのDIYです。幅5m、奥行き4mと非常に大きなウッドデッキですが、電動ドライバーと六角レンチだけでほとんど作れました。土台をアルミで作っているので耐久性も安心です。

(費用3万円!? 2Fベランダにテラス屋根をDIY)

アーネストワン住宅の2Fベランダにテラス屋根をDIYしました。この窓の上には軒もなく日差しや雨が容赦なく部屋の中に入ってきます。そこでアルミパイプと波板で幅3m、奥行き1.5m、高さ2.5mのテラス屋根をDIYしました。特殊な工具不要でたった1日で作れる初心者向けのDIYです。

(雨避け屋根がある自転車置き場を簡単DIY)

アーネストワン建売住宅には軒がほとんどないので雨よけする場所がありません。そのため外に置いてる自転車や道具が雨に濡れてしまいます。そこでアルミパイプを使った屋根のある自転車置き場をDIYしました。8×1.8×2.5mと大きな置き場ですが、5万円ほどで作れます。しかも補強や基礎をしっかりすることで大型台風が直撃しても壊れませんでした。

(コートが収納できる玄関棚を野地板とアルミパイプでDIY)

玄関は置きたい物が多く収納が欲しい場所の1つです。そこでコートが収納できるオシャレな棚を野地板とアルミパイプでDIYしました。空いているスペースにピッタリで天井付近まで収納できます。回転するコネクタを使って扉を作ることで開閉がスムーズで野地板で中を見えにくくして生活感を抑えました。

(3万円台で作れるテラス屋根)

 住んでいる賃貸住宅には軒や屋根がなく、洗濯物を干したり自転車を雨から避ける場所がありません。そこでアルミパイプを使って幅4mもあるテラス屋根を作りました。特徴は壁を傷付けたりコンクリートを使用せずにいつでも元に戻せること、目隠し壁まで取り付けても費用は4万円台という点です。

(洗濯物を干すサンルームをDIY)

 うちでは何故か長男だけが花粉症です。そのため花粉の季節になると目を赤く腫らして微熱が出るので辛いです。そこで洗濯物を干すためのサンルームをアルミフレームで作ってみました。大きな扉も付けて布団も干せます。ところがサンルーム内の温度は確かに上がりましたが、洗濯物が乾かない!?そこにはサンルームの落とし穴がありました。

(賃貸でキッチン目隠しカーテンをDIY

 今の賃貸部屋は間取りがとても悪く、リビングに入る扉を開けるとキッチンが全部見えてしまいます。キレイな時は問題ありませんが、そうでないと大変。そこでキッチンを丸ごと囲う目隠しカーテンをアルミパイプで作りました。パイプを突っ張り棒のように使えば、どんな場所にでもカーテンや壁、扉を作ることができますよ。

(ロードバイクの保管車庫をDIY)

屋外でしっかり保管できるロードバイクの車庫をアルミフレームでDIYしました。ショーケースのように完全に覆った車庫で雨風が一切入りません。出し入れが簡単なように複数の扉が付いており、この中でメンテナンスもできます。鍵を付けることもできるので防犯対策にもなりますよ。


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コメント

  1. Y.O さん より:

    はじめてメールさせていただきます。及川と申します、よろしくお願いいたします。

    ブログを発見し、毎日何度も読み直しています。わかりやすく、わたしでも出来そう!とわくわくしながら拝読させていただいております。

    実は自宅の腐ってしまったウッドデッキの作り直しを計画しておりまして、お力添えいただけないかと思いメールさせていただいた次第です。

    ウッドデッキは約360センチ×90センチ、屋根を付けようと思っています。
    床板のみに木材を使い、床下、柱、屋根の骨組みの部分をアルミで、と考えました。
    が、ズブの素人なので強度などが全くわかりませんし、ブログにありました通りアルミの入手方法がありません。

    お忙しいところ誠に恐縮ですが、よろしくお願い致します。

    • ma10 より:

      Y.O さん

      コメントいただき、ありがとうございます。
      私の書いた記事が少しでもお役に立てれば
      幸いですね。

      ウッドデッキは私もDIYしたい物の1つです。
      こちらである程度の図面や各寸法を計算は
      できますよ。

      詳しい事はメールで御連絡致しますね。

  2. はまりん より:

    はじめまして。

    今回、敷地と歩道のカイズカイブキをワケあって伐採することになりウッドフェンスで検索してたどりつきました。

    GLからのH=1800で、L=6600くらいのフェンスを計画しています。根入れは400~500です。基礎はフェンス基礎450を使うか、ボイド管を使うか検討中です。

    支柱はアルミを考えてますが60角、70角のアルミ支柱はL=2400ともなるとお高くなります。

    このブログで紹介されている「グリーンフレームW」のL=2500の単価が1838円とのことですが、かなりお安いですよね。

    28φのパイプが連結で一方には強度ありそうですが、その90°方向では強度的に???です。

    強度的に問題なければ購入したいのですが、どこのサイトで購入すればようでしょうか?

    • ma10 より:

      まはりん さん

      初めまして、
      コメントありがとうございます。

      私が作ったフェンスと近いサイズですね。
      アルミ角材は高いですが、パイプは3割ほど安く買えるイメージです。

      グリーンフレームWの強度ですが、パイプ1mの両端を固定した状態で
      中央に集中荷重を変えた場合の推奨荷重が横だと390[N]、
      縦だと1,960「N]となっています。
      (限界荷重はその約3倍です)
      数字だとわかりにくいかもしれませんが、私の自宅フェンスは
      昨年の大型台風でも破損することはありませんでした。

      購入先ですが、メーカの窓口はG-funというオンラインショップと
      なっています。
      「https://store.g-fun.jp/item/detail.php?ItemNo=SGF-0223」

      ただこちらはだいぶ高いので私は利用していません。
      私は付き合いのある業者様から企業価格で購入しており、
      共同DIYでこのルートで販売、発送しております。
      こちらは単価も安く、送料もかからないので上記金額に近い
      価格で購入することができます。

      参考になれば幸いです。

      • はまりん より:

        早々のご返信ありがとうございます。

        当方、台風の多い宮崎市なので心配しておりましたが、強度的にも問題ないようですね。

        GFunのサイトでは1900mmが最大のようですが今回は根入れ含め2250mm必要です。

        共同購入というのは私でも利用できるのでしょうか?

        2250mmを7本だとおいくらになりますでしょうか?

        • ma10 より:

          はまりん さん

          G-funはまだ立ち上がったオンラインショップなので
          全ての部品が購入できるわけではないようです。

          共同DIYは誰でも利用できますよ。
          まずは私の方で概算を計算してご連絡します。
          フェンスなのでパイプの他に端部に取付ける
          キャップも必要かと思うので、
          そちらも14個参考までに計算します。

          こちらの内容はメールの方に送らせてもらいますね。

  3. I さん より:

    おはようございます。HPを拝見させていただき、自分でも作りたいと思っています。(すでにgmailのほうに連絡させて頂いてます。)
    いろいろとご教示お願いしたいと思いますので宜しくお願いします。

    • ma10 より:

      I さん

      この度は私のブログを読んでいただき、
      ありがとうございます。

      メールの方に返信させていただきました。
      DIYすれば今ある見積もりよりも1桁安く作ることが
      できると思いますよ。

      一緒に頑張りましょうね。

      フレームDIYラボ