1. はじめに
ここではアルミフレームを使った
階段下収納棚を自作DIYしています。
前回の記事は現状の階段下スペースや
どのような棚を作るかを考えました。
今回は設計した棚を実際に製作します。
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(前回記事)
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2. 部品加工
まずはフレームの切断からスタートです。
この作業が一番手間がかかり面白くない。
切断とバリ取りをひたすら繰り返すだけ。
切断したフレームだけが積み上がり、
構造自体は全く組み立てないので
全然出来上がる感じがしません。
今回のフレーム寸法と数量はこちら。
2台で約13mフレームを使っています。
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(フレーム寸法)
・L=180mm 4本
・L=250mm 8本
・L=270mm 4本
・L=290mm 4本
・L=520mm 4本
・L=700mm 4本
・L=750mm 4本
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キャスターとなるコロにも手を加えます。
1台の棚車でコロが8個も取り付くと
それぞれ色んな方向を向いて進みません。
そこで棚車の端のコロだけフリーにして、
中央付近のコロは接着剤で固定します。
これで棚車がスムーズに動きます。
これで部品加工は一旦終了です。
次に切断したフレームを組み立てます。
2. ツ棚車底板の組立て
棚車の底部分から組み立てます。
先程接着したコロを取り付けましょう。
実はこのコロ、フレームの溝に通せます。
フレーム端からコロの枠部分を入れます。
溝に一旦入るとなかなか外れません。
このようにコロの枠部分をフレーム溝に
通すだけでしっかりと固定出来ます。
フレームの連結はL字隅金を使います。
これはスチール製で強度は少し弱いです。
もし補強が必要なら別の面に追加したり、
2枚重ねで使えばOKです。
コロの枠部分を全周フレームにはめ込んで
取付けが終了です。
この作業を繰り返してことを2箇所取り
付ければ棚車の底面の出来上がりです。
隅金は25/枚でナットもコストダウンし
トータル30ほどの構造部品となります。
100均部品をなるべく取り入れコストを
安く仕上げようといつも考えています。
これまで使った100均部品はこちらに
まとめていますので参考までにどうぞ。
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(参考記事)
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ナットはM5の3種ナットを専用ナットの
代替えとして使用しコストダウン。
コストUPのため避けてきた接合部分が
コストダウンによりたくさん使えるので
構造の幅がグンと広がります。
3. 棚車枠組みの組立て
次に柱となるフレームを取り付けます。
フレームが長いのでブラケットを使って
しっかりと接合強度を確保しました。
またそれだけでは強度が少し弱く、
L字隅金を併せて補強しています。
そして柱どうしをフレームで繋げれば、
棚車の枠組みが完成です。
これを2台分組み立てます。
棚車は2段にする予定で横フレームの上に
すのこ板をネジで固定して段を作ります。
そうすれば横フレームの高さを変えれば
自在に段高さが調整できますね。
フレームの組立作業は本当に簡単です。
六角レンチだけでここまで組めます。
これで棚車の枠組み作りは終了です。
切断や加工より圧倒的に組立てが簡単です。
4. 棚車の仕上げ
次に底板の取り付けをします。
底板のすのこ板をカットして使います。
ホームセンターから10枚700で購入。
これを棚車に合わせてカットして溝の
位置に合う所に固定用に穴を空けます。
これを棚車に固定すればこんな感じです。
これで物を置けるようになりました。
固定はナットとボルトを使いました。
底板を取り付けている途中、目を離すと
あいつが早速、遊んでいます。
コロの耐荷重は1個20kg、2個使って
いるので40kgくらいは大丈夫です。
体重25kgの次男が乗っても動きます。
最後に側面と背面にプラダンを取付けます。
この辺りは好みで全てすのこ板を使って
統一感を出してもキレイだと思います。
私の場合、余った材料があったので
そちらを優先的に使用しました。
プラダンをフレームに取り付ける場合は
外張りと溝にはめ込む方法があります。
詳しくはこちらを参照下さい。
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(参考記事)
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背面のプラダンははめ込みで取り付けます。
はめ込みは穴あけやネジを使わず
フレーム溝に通すだけなので簡単です。
上のフレームを外して柱の溝に
はめ込めばきれいに入っていきます。
フレームの溝は応用がきくので便利です。
側面プラダンはフレームに外張りします。
こちらは段の高さを調製するため
内側溝にブラケットを取り付けます。
プラダンにネジ穴を空けてボルトと
ナットでフレームに固定します。
これを両側面取り付ければ完成です。
5. 棚車の完成様子
これで階段下収納スペースに置く
可動式収納棚車の完成です。
透明のプラダンがすりガラスのように
見えていい感じです。
お好みで取っ手を付けることもできます。
天板や扉を付けてBOXにもできます。
すのこ板を使ったので木の香りがします。
階段下スペースの消臭や吸湿もして
くれるかもしれませんね。
フレームはブラケットが直角を出すので
誰が作っても曲がらず作れることです。
すのこ板の取付けも穴位置さえ
間違えなければ簡単に平行が出せます。
手先の器用さの違いが出るのは
プラダンや板の切断くらいです。
普段DIYしない人にオススメですよ。
次が最後の記事で使っている様子や
部品リスト、費用などをまとめますので
興味があればご覧ください。
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(次の記事)
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(他の製作品はこちらから)
スズキアルト車中泊用ベッド、ロードバイク車庫、
サンルーム、テラス屋根、脱衣所の棚など。
「製作集」
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他にも次のような収納棚を作ってます。
興味があればご覧ください。