1. はじめに
ここではアルミフレームを使ってアルトの
車中泊用フラットベッドを製作しています。
しかもこのベッドは遠方の友人からの依頼で
設計、加工は私が担当、最終組立ては友人が
担当する分業となっています。
設計には3D CADを使い、図面で構造や
寸法をお互い確認しています。
自分でイメージしたものを形にする
オーダーメイドになっていますので、
興味があればこちらもご覧ください。
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(アルト車中泊用ベッド関連記事)
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2. 寸法に余裕があるか
まずは設計からスタートです。
これまで自分で採寸して構造を考えましたが、
今回は友人がそれを担当します。
このときいくつか注意する点があります。
フレームを全く触ったことがない人は
ピッタリに入るようにスケッチします。
しかし組立て時に他のフレームが接触したり、
手が入らず組立てできなかったりと問題が
生じることがあります。
そこでスケッチと設置する場所を見ながら
組立て可能な寸法かどうかチェックします。
3. 強度が十分に取れているか
囲い程度であれば強度をあまり考える
必要はないのですが、
人が載る場合は事前に強度計算をして、
それに合った部品選定をします。
もし強度が足りず、使用途中で破損すると
大変ですからね。(;^_^
そのため用途や想定荷重を頭に入れて
イメージを合わせなければいけません。
友人の話では大人一人が載るだけで、
他に重量物はないとのこと。
これまでの経験を含めても、
そこまで強度は必要なさそうですね。
4. 構造イメージが合っているか
スケッチはあくまで2次元なので、
相手が頭の中で考えている構造と
スケッチを見て私が考えた構造が
異なることがあります。
ここが一番重要でかつ、難しいところ。
そこで互いのイメージがきちんと合うまで
3D CADを使ってコンセンサスを
取ることが大切です。
まずは友人にアルト車内について、
どのようなベッドにしたいか、
どれくらいの大きさにするか、
どのような設置方法にしたいか
を考えてもらいました。
そして写真や簡単な絵を送ってもらい、
話し合った結果、
最終的なスケッチがこちらです。
車中泊用ベッドは同一平面となるため、
比較的イメージが合いやすいです。
それに私は一度作っていますしね(笑)
フレームの設置では平面方向と高さは
別々に考えることができます。
そのためスケッチに高さ方向の絵はありません。
その代りに足の長さと取り付けたい場所が
書いてあるだけです。
アルミフレームは固定場所を自由に
変更できるので足部分は現物に
合わせて調整します。
スケッチ図が出来あがれば、
次は3D CADで書き直します。
3D CADについてはこちらの記事を参照下さい。
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ソフトがあれば自由に回転させて
あらゆる角度から見れますが、
それができないので気になる角度からの
画像を送って確認してもらいました。
やはり3D CADで見るといいですね。
物を作らずに構造が一目で確認できる点が
すばらしい。d(-_^)
友人もこれを見てすぐにOKしてくれました。
こうして構造図が出来あがれば、
次は各寸法の確認です。
こちらは先ほどの3D CADから2次元の
図面に変換して、必要なところに寸法を
書き込みます。
友人にはこの図面を使って最終的な外形寸法や
高さなどの確認をしてもらいます。
この確認が終わったところで設計終了です。
この次はこの図面から各部品の寸法を計算して
加工して組立てを行います。
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アルト以外にも車中泊用ベッドをフレームで
製作していますのでご覧ください。
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初めて挑戦したい方にお助けアドバイスを
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