大気中には花粉以外にも様々な有害物質が
浮遊しています。
そこで代表的なものをまとめてみました。
1. 花粉
既に社会問題となった花粉です。
一般的には杉やヒノキの花粉症が有名ですね。
スギ花粉の大きさは30~40μmで風に乗って
長い距離を飛んできます。
その飛散距離は数十km以上と言われており、
私の家の近くには杉山があるので
多分かなり飛んでいると思います。
2月くらいから飛散量が増えてきます。
2. PM2.5
これも最近では当たり前のように耳にします。
車の排ガス、工場の煙、物を燃やす際の煙などに
含まれる有害物質の中で粒径が2.5μm以下の
物質をPM2.5と呼びます。
つまりPM2.5とは物質の種類ではなく、
粒子のサイズを表したものです。
花粉と比べても1桁小さく、体内に吸い込むと
肺の奥まで侵入してしまい、
取り除くことが困難だと言われています。
3. 黄砂
これは地域的な影響があるかもしれません。
佐賀に住んでいると、風が強い日に車を触ると
ザラッとすることがたまにあります。
これが黄砂です。
黄砂は中国大陸内部のコビ砂漠などの砂が
巻き上げられて、偏西風に乗って日本まで
飛来します。
黄砂粒子は基本的に鉱物ですが、
一部には土壌起源でない物質も含まれていて
飛来中に大気汚染物質を取り込んでいると
考えられています。
このように大気中には花粉だけではなく、
PM2.5や黄砂といった有害な物質も数多く
存在します。
小さな子供がいる家庭やアレルギーがある人は
注意が必要です。
(参考記事)